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自民党が惨敗!

2009 年 8 月 31 日(月)23:47 | 日記 | 7 Comments |

 さて、北海道11区においても、全国的に見ても「自民党」が負けてしまいました。僕は、全国各地で自民党がどんなに負けようとも、十勝では中川さんを勝たせなければならないと思い、選挙運動をしてきましたので、十勝でのこの結果は非常に残念です。しかし、こんなことを言ったら不謹慎かもしれませんが、「全国的には自民党がこれだけボロ負けして良かった」と、僕は思っています。

 僕は1年以上前から、「今の政治はなんなんだ!」と怒っていました(ブログ参照)。そして、昨年末には「自民党はもっと国民の怒りを知るべきだ」とブログに書きました。(ブログ参照

  自民党が、「まずは景気だ!」というキャッチフレーズの元、世界金融危機から日本の経済を守ってきたのは高く評価をしています。しかし、緊急経済対策の中の全ての政策が「しっかり精査された政策」であったとは僕には思えないのです。また、自民党は「国民が何に怒っているのか」をしっかり認識し、景気対策と同時並行し「この部分の対策」を行うべきであったのに、結局は何もしなかったというのは「国民の苦しみを“ないがしろ”にしていた」という証拠です。

 「まずは景気だ!」の「まず」という言葉に甘えて、自民党の国会議員は、自分達にとって都合の悪いものから目をそらし続けたのです。本来なら、昨年行われるはずだった選挙が10ヶ月以上も遅れたのに、自民党は国民に反省しているという姿勢を全く見せることは出来ませんでした。これで国民の怒りが増幅したと思っています。自民党に「危機管理能力」が欠如していたのは明らかです。

 今後、民主党が「各官庁の無駄使い」をどこまで明らかにし、無くすことが出来るのか、お手並みを拝見させていただきます。

 悔しいことに、今までの自民党の体質では「税金の無駄使いのカット」が出来なかったのは事実です。いわゆる族議員の存在がこれを阻害していたからです。こういう部分に対しても、国民は怒っていたはずです。今回の選挙で、自民党は「党存続の危機」という痛手を負ったのですから、組織の体質を抜本的に変え、新しいスタートをきるしかありません。

  「2009年の衆院選挙において、自民党がボロ負けをしたが、その反省により自民党が国民本位の党に生まれ変わり、結果として国民にとってプラスになった」と国民の皆さんに思ってもらえるように、我々自民党の議員はしっかりと襟を正し、本気で国民の皆さんと向き合わなければなりません。それを行える下地が、この惨敗によって生まれました。

 今回、「自民党がこれだけ負けて正直良かった」と僕が思っている理由がここにあります。

 この日記のスペースだけでは「今回の選挙」について書ききれませんので、後からコラムで書くことにします。

追伸: 何故、十勝で中川昭一さんが負けたのか・・・、僕なりの意見はあるのですが、今のタイミングでこのブログに書くことは止めます。今後、自民党北海道11選挙区支部として「何故、負けたのか」を、しっかり総括をしなければならないと思っています。