第4回予算特別委員会第2分科会

平成15年12月08日-03号

小野寺秀委員

 それでは、通告に従いまして、順次質問をしてまいります。

 まず、主任手当に関する件についてでございますが、私は主任制の正常化の認識について本会議でお伺いをいたしました。再度、教育長にお伺いしますが、主任問題は既に解決したことであり、命課の完了においてすべて決着したとお考えかどうか、お伺いをさせていただきます。

横山生涯学習部長

 主任制度の現状についてでございますが、長年の懸案でありました主任制問題にかかわりましては、いわゆる21項目確認の破棄など、職員団体との関係の是正に努めますとともに、本年2月28日付で、市町村教育委員会等に対し、本来の趣旨に沿った主任制の取り扱いなどについて通知し、本年4月から新たな信頼関係がスタートしたところでありますけれども、定着までにはなお時間を要するものではなかろうかと考えているところであります。

 職員団体が主任手当の返還と称する行為を行うことは遺憾なことでありますが、各学校におきましては、主任制度の趣旨を踏まえ、学校運営の充実に向けて取り組んでいるものと受けとめております。

小野寺秀委員

 今の答弁でございますが、私の質問は、主任制問題は道教委として解決したものかどうか、どう認識をしているのかという質問でございます。手当の返還があるという現状を踏まえて、私は、まだ主任制問題は解決していないと思うのですが、解決したか、していないのか、どうお考えか、端的にお伺いします。

横山生涯学習部長

 主任制度の現状につきまして再度のお尋ねでございますが、ただいまもお答えを申し上げましたように、各学校においては、主任制度の趣旨を踏まえて、教育活動を初めとする学校運営の充実に向け取り組んでいるものと受けとめており、また、主任等は、教育指導面の充実を中心とするそれぞれの職務にかかわる事項につきまして、みずからの経験や専門性を生かし、教職員間の意見等を集約・調整したり、情報の提供や必要な指導助言等を行っていると考えておりますけれども、職員団体が主任手当の返還と称する行為を行うことは遺憾なことであり、その是正を図るよう努めなければならないと考えております。

小野寺秀委員

 私の質問は、主任制問題は解決したのか、していないのか、わからないのかという質問でございますが、今のような答弁を繰り返していても時間のむだでございますので、先に進めますけれども、道教委としてこの問題が存在しているという認識がない限り、次に進まないというふうに私は考えております。

 次の質問に移ります。

 主任手当に関する件の主任手当の送り返しについてですが、手当の送り返しの累計は50億円、昨年度は1億2000万円でありますけれども、本年度の主任手当の送り返しについてお伺いいたします。

 返還状況はどのようになっているのか、また、その金額は総支給額の何%に当たるのか、お教えください。

富谷給与課長

 いわゆる主任手当の返還の状況についてでございますが、11月末までに支給いたしました手当の額は約2億1000万円であり、今年度、これまでに職員団体から返還と称し送付をされた額は、過年度分も含め約1億2000万円となっております。

 なお、これまで支給いたしました額の約94億円に対し、返還された額は約50億円であり、その割合は53%となっております。

小野寺秀委員

 平成14年度の返還状況は、11月現在で7530万円余りの返還がありますが、本年度、15年度分に関して、11月現在で1億2200万円の返還があるということでございますけれども、これはどういうふうにふえているのか、説明していただきたいと思います。

富谷給与課長

 いわゆる主任手当の返還状況につきまして重ねてのお尋ねでございますが、主任手当にかかわりましては、本年1月、長年の懸案でございましたいわゆる21項目確認を破棄し、職員団体との関係の是正に努めてきたところでございますけれども、本年度の主任手当につきましては、実績支給分に加えまして、過年度分を一括支給しておりますことから、例年に比べ、返還額が多い状況となっているのではないかと考えております。

小野寺秀委員

 昨年に比べて返還額が約5000万円多いということでございますが、その説明によりますと、今までとは違う状況でふえているということで5000万円多いというふうに認識しましたけれども、15年度は最終的に幾ら返還される予定だと見通しているのか、お伺いいたします。

富谷給与課長

 主任手当の返還額についてでございますけれども、先ほどお答え申し上げましたように、今年度は、過年度分も含め、これまでに約1億2000万円の返還となっておりますが、今年度末までにどのような額になるか、現在は想定ができないところでございます。

小野寺秀委員

 昨年度は1億2500万円、今年度はあと4カ月を残して1億2200万円ですが、最終的に昨年度よりも多い返還があったときにはさらに厳しく追及をさせていただきます。

 次の質問に移らせていただきます。

 主任手当に関する件の主任手当の送り返しについて、今まで累積50億円のお金を手当の返金という名目で組合が返してきているのなら、大事な道民のお金がただの政治的な道具に使われていると言わざるを得ません。この50億円がどのような状態で組合にあるのか、追加調査をする必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか。

富谷給与課長

 主任手当についてでございますが、職員団体から送付されました全額を送り返しておりまして、道教委といたしましてはその後の状況について承知する立場にはないところでございます。

小野寺秀委員

 それでは、次の質問に移ります。

 返金の手続についてでございますが、組合から出納局経理課に普通為替または小切手で送られてくる手当は、出納局が一時保管をして、月ごとにまとめて、月末に一括して教育委員会に、為替、小切手、添付書類を渡し、それから組合の支部にそれらを送っているという流れでありますけれども、なぜ、教育委員会がそのようなむだな作業を行うのか、出納局が行わないのかをお聞きいたします。

富谷給与課長

 主任手当の対応についてでございますが、職員団体は出納局に普通為替等を送付してきておりますけれども、教職員の給与等の支出命令につきましては道教委に委任をされておりますことから、出納局から道教委に回付をされているものでございます。

小野寺秀委員

 それでは、質問を続けてまいります。

 返金の手続についてでありますが、出納局に送られてきた為替または小切手は封筒に入って送られてきているはずです。その中に、その返金は手当の返金であるという説明が入った封筒と入っていない封筒の2種類があると思います。これは調査でわかりました。月末にそれら添付書類が出納局から道教委に渡されていると思いますが、添付書類がない、返金だという理由書が入っていない送金に関しては、その送金理由をすべて調べて返金しているのか、お伺いをいたします。

富谷給与課長

 いわゆる主任手当の返還の手続についてでございます。

 返還の理由を記載した書類が添付されていなくても、差出人が明らかになっておりますことから、差出人に返送しているものでございます。

小野寺秀委員

 道民の大切なお金が送り返されてきているわけでございます。理由書が入っているものは、主任手当の返還と称して返ってきているというのはわかりますが、理由書が入っていないお金をなぜ推測で送り返せるのか、お伺いいたします。

富谷給与課長

 返還の理由にかかわって再度のお尋ねでございますが、送付の理由の有無にかかわらず、受領すべき理由がなければ、そして差出人が明らかであれば、差出人に返送するのが当然の事務手続であると考えております。

小野寺秀委員

 私は、わけのわからないお金が送られてきたら、なぜそれが送られてきているのかについて正確に情報収集をして送り返すというのが道教委の役目であると思いますが、再度お伺いしますけれども、そのような推測でお金を送り返して何ら問題はないのか、お伺いいたします。

富谷給与課長

 返還の理由にかかわりまして再度のお尋ねでございますけれども、先ほども御答弁申し上げましたように、送付の理由があるなしにかかわらず、道教委として受領すべき理由がなければ、差出人に返送するのが当然の事務手続であろうと考えております。

小野寺秀委員

 次に進もうと思いますが、一言言わせていただければ、理由書も入っていないものを何のためらいもなく送り返しているというのは非常に信じられないことでございます。なぜ送金されてきたのかをすべて調べるというのが道教委の仕事であるというふうに私は思っておりますので、そのように中途半端な態度で対応されたら困るということを申し上げまして、次の質問に移ります。

 返金の手続についてでございますが、返金理由がわかっていなくても送金をしているというようなお答えをいただきましたけれども、だれの権限でそれを送り返しているのかということを再度お伺いいたします。

富谷給与課長

 いわゆる主任手当の返還の手続にかかわってでございますが、ただいま申し上げましたように、差出人も明らかになっているものでございますことから、支出命令権者である教育長名で差出人に返送しているものでございます。

小野寺秀委員

 ありがとうございます。

 教育長が教育長の責任において理由もわからないお金を返金しているということで理解をさせていただきました。

 次の質問に移ります。

 主任制に反対している主任に対してでございます。

 大切な道民のお金を、このお金は必要がない、道に返金しようという人に払っているという状況は道民に対する冒涜行為であるというふうに私は考えております。道教委は、返金されてくる手当に関して何人分の手当が返ってきているのかわからないというのんきな答弁を議会でされましたが、これで道民が納得するとは私は思っておりません。

 現在、何人の主任が主任制に反対をしており、組合を通して返金してくる主任なのかを調べる必要があると思いますが、どのようにお考えでしょうか。

 また、そのことを組合に問い合わせて、何人分なのか、聞いたことがあるのか、調査をしたことがあるのかもあわせてお伺いいたします。

清原教職員局長

 いわゆる主任手当の返還行為に対する対応についてでございますが、職員団体の返還と称する行為は、職員団体が一括取りまとめの上で行っておりますことから、その団体に送り返してきているところでございまして、人数につきましては把握することは難しい状況にあります。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 組合がお金を返してきております。道教委の側から組合に何人分の返還の金額なのかを聞いたことはございますでしょうか、お伺いいたします。

清原教職員局長

 主任手当の返還にかかわる調査についての重ねてのお尋ねでございますが、主任等のうち、だれが主任制度に反対し、組合を通して返還してきているかということは、その職員団体や本人しか知り得ないことでございまして、主任手当につきましては、条例、規則に基づき、各学校長からの実績報告によって適法に支給し、かつ、本人が受領しているものでありますことから、調査することは考えておりません。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 私の質問は、道教委が北教組側に何人分の手当なのかを聞いたことがあるのかという質問で、調査をするつもりはないとかじゃなくて、今まで調査をしたことがあるのかないのかという質問でございます。

清原教職員局長

 主任手当の返還にかかわる調査についてのお尋ねでございますが、先ほども答弁をいたしましたように、これまでそのような調査をしたことはございません。

小野寺秀委員

 もしかしたら、北教組に問い合わせたら、何人分と答えてくれるかもしれません。問い合わせていないから、わからないはずですが、なぜ聞いてもいないのに人数について把握するのは難しいと断言できるのか、お伺いいたします。

清原教職員局長

 主任手当の返還にかかわる調査についてのお尋ねでございますが、先ほどもお答えをいたしましたように、条例、規則に基づきまして、学校長からの実績報告によって適法に支給をしております。かつ、本人が受領しているところでございますので、職員団体に対し調査するということは考えておりません。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 私の質問は、組合に問い合わせたことがないのに、なぜ人数を把握するのが難しいと断言できるのかという質問です。質問にお答えください。

清原教職員局長

 主任手当の返還にかかわる調査についてでございますが、長年にわたりまして主任手当の返還と称する行為を行ってきております職員団体に対しまして、そのような調査を仮にいたしたとしても、正確に把握することは困難ではないかというふうに考えております。

小野寺秀委員

 やってもいないのに、なぜそのようなことが言えるのかという質問です。質問にお答えください。

清原教職員局長

いわゆる主任手当の返還行為に対する調査でございますが、職員団体の返還と称する行為は、先ほどもお答えをいたしましたように、職員団体が一括取りまとめの上で行っておりまして、その団体に送り返しているということでございますので、職員団体に対してその状況を調査するということは考えていないところでございます。

小野寺秀委員

 言っている意味がさっぱりわかりません。組合が取りまとめて道に送っているのでしたら、取りまとめている団体は、何人分かというのを取りまとめて把握しているはずでございます。聞いてもいないで推測をしているという状況は非常に納得がいきませんが、堂々めぐりでございますので、次の質問をさせていただきます。

 主任制に反対している主任に対して、将来において調査する意思があるのかどうか。主任制に反対している者をどのように調査するのか、しないのか、する気がないのか、お伺いいたします。

清原教職員局長

 いわゆる主任手当の返還行為に対する対応についてでございますが、職員団体が主任手当の返還と称して道に普通為替等で送付してきておりますこうした行為は、職員団体が一括取りまとめの上で行っておりますことから、返還に応じている主任等の数などを把握することは難しい状況にございます。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 私の質問は、主任制に反対している主任を道として今後調べるのか、調べないのかという質問でございます。

清原教職員局長

 主任手当の返還にかかわる調査についての重ねてのお尋ねでございますが、主任手当は、条例、規則に基づき、各学校長からの実績報告によりまして適法に支給し、かつ、本人が受領しているものでありますことから、調査することは考えておりません。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 組合を通して主任手当を返還している者が実在しているのがわかっているのに、それを調査するつもりはないという道教委の姿勢は非常によく理解をさせていただきました。

 次の質問に移ります。

 主任制に反対している主任に関して、本会議の答弁の中でも、主任手当の返還と称する行為は主任制及び手当支給の趣旨に反するものであり、道教委としては引き続き職員団体に対し是正を求めてまいりたいとの答弁がございましたが、今までどのように是正をしてきたのか。また、今後も同じ是正を行っていくのか。是正を求めることによって成果が上がっているとしたら、昨年に比べ本年はどのように成果が上がったのか、お示しください。

富谷給与課長

 いわゆる主任手当返還行為の是正についてでございますが、いわゆる主任手当の返還につきましては、職員団体に対して、これまでも、これを行わないよう機会あるごとに担当部課長から是正の申し入れを行ってきているところでございます。

 主任制度にかかわりましては、本年1月のいわゆる21項目確認破棄など、職員団体との関係の是正に努めたところでございまして、返還と称する行為は主任制度及び手当支給の趣旨に反するものでありますので、今後とも職員団体に対し強く是正を求めてまいりたいと考えております。

小野寺秀委員

 私の質問は、今まで道教委がどのように苦労されてこの問題を是正してきたのかという質問と、同じようなことを今後も繰り返していくのかということと、成果をお示しくださいという質問でしたが、何ら答えられておりません。

 機会あるごとに担当部課長から是正の申し入れを行っているという説明では、どのような是正を行ったか、わからないところでございます。

 また、今後とも職員団体に対し強く是正を求めてまいりたいという「強く」というのはどういう意味なのか、よくわかりません。今までどおりの是正の求め方なのか、それとも、新たに違う是正の求め方を考えているのか、また、本年度は去年に比べてどのように成果が上がっているのか、再度質問をさせていただきます。

富谷給与課長

 主任手当の返還行為の是正にかかわってでございますが、今年度の返還につきましては先ほど申し上げたとおりでございますけれども、主任制度にかかわりましては、本年1月のいわゆる21項目確認の破棄など、職員団体との関係の是正に努めてきたところでございます。

 返還と称する行為は主任制度及び手当支給の趣旨に反するものでございますので、今後とも職員団体に対し強く是正を求めてまいりたいと考えております。

小野寺秀委員

 私は、道議会議員になって初めて、本会議とこの予算特別委員会に出させていただきましたが、こんな答弁が繰り返されているとしたら非常に驚きでございます。何ら答えられておりません。

 去年に比べ、ことしは何か成果があったのかどうなのか、その御質問を再度させていただきます。

富谷給与課長

 主任手当の返還行為の是正にかかわってのお尋ねでございますが、成果というものにつきましては必ずしも明らかではございませんけれども、返還と称する行為は主任制度及び手当支給の趣旨に反するものでございますので、今後とも職員団体に対し強く是正を求めてまいりたいと考えております。

小野寺秀委員

 強く是正を求めるという「強く」は何なのかをもっと具体的に示さない限り、この問題は解決しないと思います。

 先ほど指摘をさせていただきましたが、昨年以上のペースでお金が返金されているという状況で、本当に同じことを繰り返していくのか。しかも、「強く」という本当にあいまいな答弁で私は非常に驚いておりますが、道教委の姿勢が疑われてもしようがないというふうに私は考えます。

 その次の質問に移らせていただきます。

 主任制に反対している主任に関して、さきの本会議での質問によりまして、主任手当は本人に支払っており、問題はない、その先のことは組合と道の問題であるという見解をとっているというふうに私は認識をいたしました。

 そこで、再度お伺いしますが、このような理不尽な行為を繰り返しているのは組合だけであり、組合を通して返金をしている主任に関しては遺憾であるという思いはあるのかないのか、主任に対する思いが答弁になかったので、お伺いをいたします。

 常識的に考えて、組合だけが悪い、組合を通して主任手当を返してくる主任は悪くないというのは本当に道民が納得のいかない答弁であるというふうに考えております。どのようにお考えなのか、お伺いをいたします。

清原教職員局長

 いわゆる主任手当返還行為の是正についてでございますが、主任制度に反対する立場から、いわゆる主任手当の返還と称する行為を行うことは、主任制度及び手当支給の趣旨に照らし、遺憾なことであります。

 主任手当は、主任等の職務の重要性にかんがみ、いわゆる人材確保法に基づく教員の給与改善の一環といたしまして制度化したものでございまして、今後とも、諸会議の場において市町村教育委員会や学校長に対して制度の趣旨を徹底するとともに、職員団体に対しましても、いわゆる返還行為を行わないよう強く求めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 私の質問内容は、組合を通して手当を返還してくる主任に対して道教委はどのように考えるのかという質問でございます。そういう主任に関して道教委はどのようにお考えになるのか、お答えをいただきたいと思います。

清原教職員局長

 いわゆる主任手当返還の是正について重ねてのお尋ねでございますが、受け取った主任手当を職員団体を通じて返還してきているという、主任手当の返還と称する行為がまだ見られるところでございまして、そのことにつきましては残念なことだというふうに考えております。

 以上でございます。

小野寺秀委員

 私は、是正についてのお尋ねはしておりません。実際に組合を通して主任手当を返してきている主任がいる、その主任に対して道教委はどういうふうにお考えなのかという質問でございます。質問に答えていただきたいと思います。

清原教職員局長

 いわゆる主任手当の返還の是正についてのお尋ねでございますが、主任制度に反対する立場から、いわゆる主任手当の返還と称する行為を行いますことは、主任制度及び手当支給の趣旨に照らしまして遺憾なことだというふうに考えております。

小野寺秀委員

 よくわかりません。

 それではお伺いしますが、だれに対して遺憾だと思っているのか、お伺いします。

清原教職員局長

 いわゆる主任手当返還の是正についてのお尋ねでございますが、ただいまも申し上げましたように、依然として、受けた主任手当について職員団体を通じて返還と称する行為が見られるということにつきましては、残念なことであり、また遺憾なことだというふうに思っております。

小野寺秀委員

 組合を通して主任手当を返してきている主任が実際にいて、その主任に関して道教委がコメントを避けて、その主任に関してどう思っているのかということを何ら答弁できないということは非常に弱腰でありまして、このようなことをやっているから、北海道は特にこの問題で立ちおくれているのだというふうに私は認識をしております。

 なぜ、簡単に、組合を通して手当を返してくる者はけしからぬと言えないのか、非常に疑問でなりませんが、時間がただむだに過ぎていきますので、次の質問に移ります。

 百歩譲りまして、手当を払って、受領印をもらっているのだから、その先は知らないというふうに道教委が考えるのでしたら、せめて、主任制に反対している教師は主任にしないということはできないのか。校長が事前に意見を聞いたり、賛成している職員だけを主任にして手当の支給をすれば、返金はないということになります。私は、これが正しい道民のお金の使い方だと思いますが、道教委はどのようにお考えでしょうか。

横山生涯学習部長

 主任等の命課にかかわってでございますが、学校運営は、教育目標の達成に向けまして、校長を中心として、教職員それぞれが、専門性、自主性、創造性を存分に発揮し、活気に満ちた教育活動を展開することが大切であり、主任等の命課に当たりましては、各学校において、こうした点に十分配慮して、それぞれの校内事情に即して、主任等としてふさわしい経験や専門的能力を持った者を命課するものとしているところであります。

小野寺秀委員

 私の質問は、そのような者を主任にしなければ問題が解決していくのじゃないかという質問でございました。

 先ほどからずっと質問をさせていただいておりますが、21項目確認の破棄もいたしましたし、命課もすべて終わっているというのは認識をしましたけれども、それでもなお返金の額が去年より上回っている状況で、もっと違う施策をとっていかなければ、この問題はいつまでたっても解決しないと思うから、質問をさせていただいているわけです。

 そこでお伺いいたしますが、主任の命課についてでございますけれども、校長が命課をする以外に、教育委員会の承認を得て校長が任命をする方法、校長の意見を聞いて教育委員会が任命をする方法など、いろいろな方法があります。そういう方法をとろうと検討したことはあるのかどうか、お伺いいたします。

横山生涯学習部長

 主任等の命課にかかわりまして再度のお尋ねでありますが、主任の制度化についての省令の中でも、その発令を、当該学校を所管する教育委員会が行うか、または校長が行うかにつきましては、当該学校を所管する教育委員会が教育委員会規則で定めるものとしており、本道におきましても同様に取り扱っているところでございます。

小野寺秀委員

 調べたところによりますと、校長が任命をして教育委員会に報告する方式というのは小中学校の約50%でとられておりますが、その次に来るのが、校長の意見を聞いて教育委員会が任命をする方式で、23%というデータが出ております。

 ですから、本道でも、本気でやろうと思えば命課の仕方も変えられるというふうに思いますが、なぜ改善をしていない状況でこのような検討がされないのか、再度お伺いいたします。

横山生涯学習部長

 命課につきまして、教育委員会が行うか、校長が行うかにつきましては、それぞれ当該教育委員会が判断すべきことでございます。

小野寺秀委員

 道教委としては、解決に向けた命課の方法も何も考えず、他人任せで行っているという答弁だというふうに私は受けとめましたので、このままでは、この問題はいつまでたっても解決しないという認識を新たにしたところでございます。

 次の質問に移らせていただきます。

 主任手当に反対している主任でございますが、現在の状況で道教委が調べていないわけでありますから、だれが主任に反対しているかわからない状況というのはよくわかりましたけれども、主任制に反対している主任というのは明らかに存在をしております。その主任制に反対をしていた主任が教頭になった事例というのもかなりあるというふうに思われますが、このような事例につきましてどのようにお考えなのか、また、このままの状態でよしとするのか、お伺いをいたします。

太田企画総務部長

 教頭昇任選考にかかわってのお尋ねでございますが、教頭昇任選考に当たりましては、人格、識見、指導力などにすぐれ、管理職として適当と認められる人材を、学校長の意見を聞きまして、市町村教育委員会教育長の推薦も得ながら選考し、登用してきているところでございます。

 こうした手続を経まして選考された教頭につきましては、校長と一体となって学校運営の充実に取り組まれてきているものと考えておるところでございます。

 いずれにいたしましても、先ほど来御答弁申し上げておりますように、依然として職員団体により手当返還と称する行為が行われているということにつきましては遺憾でありまして、職員団体に対し、その是正を強く求めていきたいというふうに考えておるところでございます。

小野寺秀委員

 私が質問をしたのは、主任制に反対している主任が管理職になるような状況を道教委としてはよしとしているのかどうかという質問でございます。教頭の昇任選考の条件を聞いているわけではございません。

さらに、管理職として適当と認められる人材が教頭になるというふうにお伺いをいたしましたが、では、主任制に反対している者でも管理職として適当と認められる人材なのか、そうお考えなのか、お伺いいたします。

太田企画総務部長

教頭昇任にかかわって重ねてのお尋ねでございますが、小中学校の教頭昇任選考に当たりましては、先ほども御答弁申し上げましたけれども、人格、識見、それから指導力等にすぐれた人材を選考してきているわけでございまして、学校運営に当たる管理職としての資質に十分留意をしながら登用してきておりますし、これからも登用してまいりたいと考えているところでございます。

小野寺秀委員

 主任制に反対している者が教頭になることに関しまして、道教委は何も考えていないということは非常に驚いております。本当に主任制に反対している者が管理職になってよしとするのでしょうか。しかも、それを、適当と認められる人材と教育委員会が認めているというのは非常に驚きでございます。

 多分、このような生ぬるいことをやっているから、主任制に反対していても何のペナルティーもなく、みんなが勝手に返金をしてくるような状況が生まれているのだというふうに私は考えます。

 最後の質問に移らせていただきます。

 教育長にお伺いいたしますが、私はこれまで主任制問題について多くの質問をしてまいりましたけれども、質問と答弁がかみ合うものではございませんでした。知事が求めているわかりやすい道議会、道政というものとはほど遠い内容でございます。このような状況で本当にいいのかという疑念を抱かざるを得ません。

 ですから、この件に関しましても、次回以降、私は質問を続けてまいりたいと思いますが、主任制に関しまして、調査もずさんでありまして、本当に道教委が本気でこれに取り組んでいるのか、疑わしい状況でございます。

 この問題に関しましては、多くの長い歴史とか問題がありまして、なかなか進まないという状況もわかります。しかし、昨年よりも明らかによくなっていない状況を考えると、ここで本気で取り組む必要があるというふうに考えております。

 北海道よりもまだましな東京都でも、主幹制という制度も導入しながら、主任制の問題を考えているところでございます。これは、本来、北海道が率先してやる問題ではないのかというふうに私は思っております。

 最後に、主任制問題の早期是正に向けた教育長の決意をお伺いいたします。

相馬教育長

主任制度の定着についてというお尋ねでございますが、私ども道教委といたしましては、いわゆる21項目確認の破棄後の取り扱いにつきましては、本年2月28日付の通知に基づきまして、主任制の定着を図るということが必要と考えまして、4月以降、この考え方のもとで本道の主任制が適切に実施され、校長と教職員との信頼関係を基盤とした適切かつ円滑な学校運営が進められまして、教育活動が一層充実するように、市町村教育委員会とか校長会などとも緊密な連携を図りまして、通知の趣旨の徹底に努めますとともに、一方、職員団体に対しましても、このような観点から理解を得るための努力を続けてきたところでございます。

 本年度の主任の命課につきましても、先ほど御説明申し上げましたように、年度当初にすべての学校で完了いたしました。また、各学校におきましては、主任制度の趣旨を踏まえまして、教育活動を初めといたします学校運営の充実に向けて取り組んできているものというぐあいに考えております。

 しかし、いわゆる主任手当の返還行為がいまだ行われているということに対しましては、主任等の職務のあり方について、保護者とか地域の方々の信頼を損ねかねない面もございますので、そういった面から遺憾なことであるというぐあいに考えております。

 私どもといたしましては、今後とも、職員団体に対しましては強く是正を求めていきますとともに、制度の一層の充実に相努めてまいりたい、このように考えております。

小野寺秀委員

 最後に、この問題については、多分、本会議と予算特別委員会でほとんど無意味な議論で半分以上の時間を割いてしまったということで、今後とも、この問題を注視していきながら、問題解決に向けて、私と多くの会派の仲間とともに勉強しながら追及していくということを明言させていただきます。

 また、本会議と予算特別委員会のわけのわからないやりとりというのは、高橋知事の求めているわかりやすい道議会、道政とは相反するものであるというふうに考えておりますので、この点に関しましても今後とも厳しく追及をしていきたいと思います。

 以上で私の質問を終わります。

 ありがとうございました。