第1回定例会
平成18年03月07日-04号
小野寺委員
それでは、通告に従いまして、順次質問をしてまいります。
まず最初に、北海道のアスベスト対策についてお伺いをしてまいります。
台帳は昨年のうちにできているはずでしたが、調査機関の混乱等の理由により、完成がおくれていることは十分に理解できますので、その点についての質問はいたしませんが、その台帳をつくる際、必要な情報から収集を行い、たとえ暫定版であっても、台帳には重要な情報からできるだけ早く載せていくのは、道民の皆様に一刻も早く安心していただくために当然のことであります。
実際に台帳をつくる際の情報の優先順位は、国も道も昨年の9月には決めていたはずです。そうであるなら、まずは、その情報が入った台帳を一刻も早くつくる努力を行うべきです。
昨年の9月、道議会の本会議で山本副知事は、多くの道民の方々が利用される施設や学校、病院、社会福祉施設などにつきましては、できるだけ早期に結果を取りまとめ、その対応策を検討するなど適切に対応してまいりたいと考えているとお答えになりましたが、あの答弁後、道として、各自治体に対し、道としてはまず最初にこれらの施設の情報を早く欲しいと伝えたのでしょうか、そして、実際に、各自治体はそれら施設から調査し、道に報告してきたのか、お伺いをいたします。
また、副知事がおっしゃった重要な情報だけでも載っている台帳すら、今なお完成しておりません。台帳の一刻も早い作成が急務であると考えますが、これはいつでき上がるのか、また、それ以外のすべての情報を入れた本来のアスベスト台帳の今後の作成予定をお伺いします。
次に、アスベスト問題に対する情報収集についてお伺いします。
昨年末、渡島管内の小学校において、生徒が授業を受けている時間に校舎内のアスベスト工事が行われることが決定し、児童の保護者がその工事の安全性に不安を感じ、その工事の着工に納得せず、学校側ともめるという問題が起こり、私は、その事実を道の環境生活部に伝え、道の対応の甘さを指摘いたしました。
この件に関しては、その後、環境生活部による対応により問題が解決の方向に向かいましたが、ここでの問題は、学校のある自治体も、町の教育委員会も、この問題が発生していることを知っていたにもかかわらず、その情報を、渡島支庁も保健所も環境生活部も把握していなかった点なのです。
昨年末の段階では、支庁ごとにアスベスト対策会議があったはずであり、除去にかかわる事業者や市町村等との会議も開催していたはずです。
対策連絡会議や関係団体との情報交換の中で、なぜこのような重大な情報を収集できなかったのか。道内でのアスベスト問題に関する道の情報収集能力にも問題があると考えます。
また、道庁内でも、部局にまたがっての案件に関し、もっと横の連携を強化すべきであります。この小学校の事例では、道の教育局と環境生活部とが情報の交換、共有を全くしておりませんでした。
庁内ではアスベスト問題対策連絡会議が何度も開催されており、さらに、知事が本部長を務めるアスベスト対策本部が8月に設置をされていたにもかかわらず、昨年末の段階で、庁内の部局間においてもこのような重要な情報すら共有できていないのです。
今後は、今までの道のアスベスト問題対策に関し、反省すべき点はしっかりと反省をし、道民の安心、安全のために、道内でのアスベスト情報を収集する能力を上げ、道庁全体でさらにこの問題を推し進めていく必要があると考えておりますが、見解をお伺いします。
また、知事は、道政執行方針の中でもアスベスト対策の強化を明言しましたが、今後どのようにその取り組みを強化するつもりなのか、あわせてお伺いします。
次に、ほっかいどうカリキュラムセンターについて質問いたします。
ほっかいどうカリキュラムセンターは、北海道立教育研究所、理科教育センター、特殊教育センターの3機能をまとめた総称であり、北海道で学ぶ児童が確かな学力をつけ、豊かな心を身につけるために取り組みを行うとされております。
さて、このカリキュラムセンターですが、実は、総称であり、事務局はもちろん、窓口の電話番号もないのが実態です。
そこでお伺いしますが、カリキュラムセンターのパンフレットでは、学校の先生や教育関係者を初め、保護者や地域の人々、道民のどなたでもほっかいどうカリキュラムセンターを利用できるとなっていますが、電話番号もない総称だけのセンターをどのように利用できるのでしょうか。
結局、相談したい利用者が個々の判断で、道立教育研究所、理科教育センター、特殊教育センターに連絡するしかない状況を考えると、せめて、一般の道民にもわかりやすいセンターとして、電話や手紙での窓口、例えば道立研究所内にそれをつくる等の工夫が必要ではないかと思うのですが、教育長の見解をお伺いいたします。
次に、ほっかいどうカリキュラムセンターを構成する三つの研究所のうち、二つについて質問を続けます。
まず、道立教育研究所、通称・道研についてお伺いします。
カリキュラムセンターの全体の予算は年間10億円を超え、その中でも、この道研には6億円以上の予算が使われております。常勤職員は55名、非常勤職員も合わせると66名の職員が在籍しております。
北海道の教育向上のためにこのような研究施設が必要であることは認めますが、実際にその支出に見合うだけの業務を行い、しっかりと成果を出しているのかは別の問題であります。
そこでお伺いします。
先日、北海道の小中学生の学力の低下がデータとして明らかになり、マスコミにも報道されました。道教委として、学力向上に向け全力で努力をしていかなければならない状況になっております。
さて、本道の学生の学力は、きのう、きょう、急に下がったわけではありません。道研は、子供たちの確かな学力を身につける、教職員の資質を向上させるという目的で年間6億円以上のお金を使っているわけであり、現在の本道学生の学力低下という事態に対して、少なからず道研にも責任があるのは明白であります。
本道教育の根幹を揺るがすこの問題に対し、道研はどのような研究を行い、どのように学力低下を阻止しようとしてきたのか、また、なぜこのような事態を阻止できなかったと分析しているのかをお伺いいたします。
次に、道研職員の業務についてお伺いをします。
私は、この道研は道内約5万人の教職員の研修施設ですので、ほぼ毎日、何がしかの研修、講習が行われているものと考えておりましたが、実際にはそうではありませんでした。
道研のパンフレットには道研の年間の研修スケジュールが出ていますが、それを見ると、開催される講座、研修等が非常に少ないと感じざるを得ません。
道研は5部署から成る組織ですが、その中に、生徒指導、教育相談に関する部署があります。
この部を例にいたしますが、部には、7名の所員、相談員も含めると15名が在籍をしております。年間スケジュールによると、この部が担当する講座、研修は、年に4コースのみ、8回の講座しか開催されず、講座が開催されている日は年間32日間にしかすぎません。これを部の7名の所員で単純に割ると、1人の所員が1カ月に2時間20分の講義しか持っていないことになるのです。
また、道研全体の年間スケジュールですが、2月、3月、4月の3カ月間のスケジュールがないのです。道教委の説明によると、この期間は道研には決まった業務はなく、職員は1年の研修事業の総括や研究をまとめたり、今後の研究・研修の内容を決めたりする期間ということでしたが、1年間の4分の1の間、40人もの所員全員が朝から晩まで研究に関する仕事だけをしているのでしょうか。
また、研究所員1人が1カ月で3時間以下の講義しか持っていないことを考え合わせると、それだけの人数の研究所員が、あり余る時間を使い、研究に没頭するのであり、それらの研究は本道教育にとって非常に有意義で、かつ、その研究量も膨大なものとなるはずです。
しかし、実際には、研究結果の数も、その内容も、その作業量に見合うものであるとは到底思えません。また、2月から4月の3カ月の間、研究に従事しない事務職員は何をしているでしょうか。
そこで、教育長にお伺いしますが、道の財政状態を考えると、教育研究所の業務内容等を踏まえて、道研の規模等の見直しを考える必要があると思われますが、いかがでしょうか。
このような研究機関に対しても、ある程度、費用対効果といった概念を導入すべきであり、講習の数や受講者数、研究結果もしっかりと検証すべきであると考えます。今後、道研に関して、運営や組織的に見直しを行っていくおつもりがあるのか、教育長に見解をお伺いします。
次に、特殊教育センター、通称・特センについてお伺いします。
今後、特別支援教育の推進においては、個別の教育支援計画の実施など、その果たすべき役割は大きいと考えます。
しかし、一部の道立学校で個別の教育支援計画に関して混乱が続いており、学校への不信感から、多数の保護者が学校への個別の教育支援計画書の作成、提出を拒み続けている事態が生じています。
そこでお伺いしますが、そのような情報を特センでは収集できているのか、お伺いします。
また、このような事例に関して、なぜこうなってしまい、どう解決すべきかを明確にするのが特センの役割であると思いますが、この問題に関して、学校や保護者への対応と、解決に向けての特センの取り組み状況についてお伺いします。
今後は、特別支援教育の充実を図る上で特センの役割がさらに増していくものと思います。
本道の特別支援教育の推進のため、今後はさらに学校や教師、保護者にしっかりと御理解をいただける研究事業を行っていくことを強く要望いたします。
最後に、教職員の給与についてお伺いします。
まずは、教職員の給与からの物資購入代金の引き去り業務についてお伺いをします。
地方公務員法では、地方公務員の給与は条例に定めるもの以外は控除できないものとなっております。給与からの控除、いわゆるチェックオフは出納機関が公の職務として行うものであり、チェックオフを行うべき事項には一定の限度があるものと考えられるのは当然です。そして、公の会計機関が特定の者に特定のサービスを提供することが公益上必要かどうかを慎重に検討する必要があるのです。
しかし、教職員の給与において、本道では極めて不適切な内容のチェックオフが今なお行われております。北海道の教職員が生活協同組合で買い物をした際、その代金が給与から引き去られているのです。実際、その生協のホームページには、支払いは給与控除となり、分割払いも可能ですと書かれてあり、教員であれば、だれでも利用できることになっております。
しかし、この教職員の商品購入代金のチェックオフは、地公法でも、北海道学校職員給与条例を見ても、不適切であると言わざるを得ません。
道教委に聞いたところ、ほかにも幾つかの団体からの物資購入代金のチェックオフがされているところであります。
そこでお伺いしますが、いつから、どのようにして、特定の生活協同組合の商品購入代金を給与から控除できるようになっているのか、また、年間で何件分の処理が行われ、その商品代金の総額はどれぐらいになるのかもお教え願います。
また、このような不適切な給与からの控除が明らかになったわけであり、一刻も早くこのような業務を中止すべきであると考えますが、道教委の見解と今後の対応をお伺いします。
次に、給与の引き去り業務にかかわる計算業務処理のチェック機能についてお伺いします。
現在、各控除金管理者が電子計算組織管理者である情報政策課を経由し、北海道が業務委託している委託業者が最終的に給与計算業務処理を行っております。
この引き去り処理の中で、控除金管理者と定められた教職員互助会が控除金に関するデータを一括してまとめ、直接、情報政策課に提出していることになっていると思います。
しかし、これでは教職員互助会のデータの中身をチェックできず、道教委にチェック機能自体がないことは非常に問題であります。
今後、道教委として、互助会を含む各控除金管理者からのチェックオフのデータを十分にチェックした上で、電子計算組織管理者である情報政策課に渡すべきだと考えますが、見解を伺います。
最後に、道の大型汎用コンピューターの管理について質問をいたします。
この生活協同組合等による不適切な給与の引き去り業務が行われた背景には、道教委の給与管理等も行っている北海道の大型汎用コンピューターの業務処理の問題があることは間違いありません。
現在、道における大型汎用コンピューターを活用した業務処理については、札幌に本社のある民間会社にアウトソーシングしていると承知をしております。
この大型汎用コンピューターは、高速・大容量のデータを一括処理する場合には有効ですが、1台のコンピューターをさまざまな業務に切り分けて処理することを考えると、セキュリティーの面も含め、業務処理の運営管理を慎重に行う必要があります。
行政のスリム化、効率化を考えるときに、アウトソーシングはこれからの行政に不可欠な要素であるとは思いますが、民間に処理を委託する場合、細心の注意を払わなければならないのです。
そこで、まず最初にお伺いしますが、北海道がこの会社と大型汎用コンピューターの業務委託契約を結ぶに当たり、その処理についてどのように行わなければならないことになっているのか、また、業務処理ガイドライン等があるのか、お伺いします。
先ほど質問した教職員の不適切な給与控除に関してですが、この大型汎用コンピューターの委託業者が、控除金管理者でもない一生協との間で給与控除処理なる契約を結び、手数料を得ていたこと、そして、委託業者が善意であったか否かは別として、情報では30億円以上もの不適切な給与控除に関与していたことは非常に問題であります。
委託業者であるという優位な立場でこのようなことを行っていると考えられてもおかしくないからであり、また、この業者が道の大型汎用機による電算処理の委託を受けている業者として、その業務の重さに対する認識と自覚が甘いのではないかと言わざるを得ないからであります。この件に関しての道の見解を伺います。
最後の質問ですが、給与支給事務処理業務に関しては、現在、直接の業務処理を行う主管の課及び電子計算組織管理者を通じて処理することになっていますが、その仕組みを考察すると、何らチェック機能としての役割が果たせていないことがわかりました。
現に、教職員の給与引き去り業務に関して、道教委からも、コンピューターの委託管理業者からも、問題の引き去り業務に関しての情報を収集できなかったことでも明らかであります。
道の大型汎用コンピューターによる業務委託を行っている担当の企画振興部として、早急に実効性のあるチェック機能を強化することはもちろんのこと、早急にコンピューターの管理運営基準を明確にし、例えば、委託業者に対して道のデータを扱う業務に関して指導を行うなど、今後このような事態が起こらないように、北海道も、委託先の民間会社も、管理規則やマニュアル、ガイドライン等の作成を早急に行う必要があると考えますが、道の見解をお伺いして、私の質問を終わらせていただきます。
知事高橋はるみ君
小野寺議員の質問にお答えをいたします。
最初に、アスベスト対策に関し、まず、アスベスト台帳の作成についてでありますが、学校、病院及び社会福祉施設につきましては、アスベスト含有分析の調査が終了し、アスベストを使用している施設の把握ができたことから、道といたしましては、年度内をめどに台帳を整備したいと考えております。
また、その他の施設につきましても、アスベストの使用が判明したものから、順次、台帳の作成に取り組んでいるところであり、できる限り早期にすべての施設の実態の把握に努め、アスベスト台帳を整備してまいりたいと考えております。
次に、今後のアスベスト対策の取り組みについてでありますが、アスベスト問題に適切に対処するためには、市町村や国の機関を初めとする関係機関や団体などとの連携が不可欠と考えております。
そのため、これまでも北海道アスベスト問題連携会議などにおいて情報の共有化を図りながら取り組んできたところであり、今後とも、一層の連携のもと、情報収集能力の強化を図ってまいる所存であります。
また、支庁における連携会議におきましても、市町村等との密接な連携を図りながら、地域のアスベスト問題に関する情報の共有化に努め、取り組みを進めてまいりたいと考えております。
さらに、国が決定したアスベスト問題に係る総合対策を踏まえ、アスベストの除去対策に努めるとともに、健康被害者の方々の救済に係る業務や、大気汚染防止法など関連4法の改正に基づく規制、指導等とあわせ、本年2月に道が策定をいたしました指導指針に基づく指導の徹底を図るなど、対策の強化に取り組む考えであります。
いずれにいたしましても、私といたしましては、道民の皆様方の不安を解消するため、今後とも、市町村等と連携を図りながら、全庁挙げて総合的なアスベスト対策を進めてまいりたいと考えております。
なお、道におきます施設情報の収集及び職員給与に係る電算システムの業務処理作業につきましては、担当の部長から答弁をさせていただきます。
以上でございます。
企画振興部長吉田洋一君
電算システムの業務処理作業に関しましてお答えをいたします。
大型汎用コンピューターによる業務処理についてでございますが、この業務処理委託につきましては、平成9年4月に、それまでみずから持っておりました大型コンピューターによる業務処理をアウトソーシングすることといたしまして、民間への業務委託に切りかえたところであります。
この発注に当たりましては、情報処理システム管理運営基準などに基づき、全体の調整、支援を行う情報政策課におきまして各部局の業務を取りまとめ、その業務量等を勘案して、一括してコンピューターを借り上げし、具体の入力データの作成等は業務主管課において行うものとして、そうした役割分担のもとに行ってきたものであります。
その委託契約に当たりましては、情報処理システム管理運営基準に盛り込まれました、外部委託に係ります安全保護対策を踏まえて、適切なデータの管理、指示目的外の使用及び第三者への提供の禁止、データ等の複写及び複製の禁止または制限など、厳正な処理を行うこととしてきたところであります。
次に、業務委託企業への指導についてでありますが、道におきましては、近年の情報化の急速な進展に伴い、個人情報の保護やセキュリティーの保護に万全を期すため、昨年12月に北海道情報セキュリティーガイドラインなどを定めたところでございまして、関係部局はもとより、関係企業においても、これに準拠した安全かつ適切な業務処理を行うようにしたところであります。
この趣旨を踏まえまして、当該受託企業に対しまして、業務処理、管理運営についてしっかりと指導してまいりたい、このように考えております。
最後に、今後の再発防止についてでございますが、これまで業務処理の指針としてまいりました情報処理システム管理運営基準は平成11年4月に策定したものでございまして、近年のIT化の急激な進展やセキュリティーをめぐりますさまざまな事象を考えますと、この管理運営基準の見直しが必要であると考えているところであります。
道といたしましては、さきに策定をいたしましたセキュリティーガイドラインなどの諸規定を踏まえ、この管理運営基準につきましても所要の改定を行い、チェック体制の強化など、適切な管理運営に努めますとともに、委託業者に対しましても、新たな基準に準拠して業務処理を行うよう適切に指導してまいりたいと考えております。
以上でございます。
環境生活部長前田晃君
アスベスト対策に関しまして、施設情報の収集についてでございますが、道といたしましては、多くの道民の方々が利用される施設や、学校、病院、社会福祉施設などに関し、吹きつけアスベスト等の使用状況調査結果をできるだけ早期に取りまとめるため、市町村や施設管理者に対して、積極的に調査に取り組んでいただくよう協力を要請するとともに、関係団体との連携会議等を通じまして必要な情報提供について強く要請してまいりました。
そうした結果、これらの施設につきましては、民間の施設を除いて、ほとんど調査が終了したところであり、調査がおくれている民間施設につきましては、今後とも、市町村等と一層連携を図りながら、情報収集に積極的に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
教育長相馬秋夫君
小野寺議員の御質問にお答えをいたします。
初めに、ほっかいどうカリキュラムセンターについてでございますが、ほっかいどうカリキュラムセンターは、道立の教育研究所、理科教育センター及び特殊教育センターの三つの研究・研修機関が持ちます役割、機能を体系化し、各機関の連携のもと、学校における教育活動等を横断的・総合的に支援することを目指したものでありまして、その運営に当たりましては、運営委員会を設置し、庶務を教育研究所が行い、窓口となっております。
センターにおいては、教員、保護者、学生などを対象とした各機関の研究成果を発表、協議する教育セミナーの実施や、ホームページを活用した教育情報の提供などに取り組んでおりますが、教職員を初め、道民の皆さん方に広く活用されることが大切でございますので、今後、窓口の所在や利用方法などについてさらに周知を図ってまいります。
次に、道立教育研究所の取り組みにかかわってでございますが、児童生徒に確かな学力を育成するためには、指導内容や方法などの工夫改善に取り組むとともに、指導に当たる教員の資質・能力の向上を図ることが重要でございまして、その一翼を担う教育研究所の果たす役割は大きいものと認識をしております。
教育研究所におきましては、子供たちの学ぶ意欲を高めるカリキュラムの開発や、個に応じた指導計画や評価などにかかわる研究、授業参観や模擬授業を取り入れるなど、実践的な指導力を高める研修講座、授業の進め方などに対する相談事業などに取り組んできておりますが、道独自の学習状況調査の結果、読解力や学習習慣などに課題が見られたことなどをしっかりと受けとめまして、確かな学力の育成に向け、学校や教員のニーズを十分に把握し、各研修講座の内容を工夫するとともに、校内研修を支援する出前講座を拡充するなどいたしまして、学校や教員に対し一層効果的な支援に努めてまいります。
次に、道立教育研究所のあり方についてでございますが、教育研究所は、北海道における学校教育の研究・研修機関として、各種研修講座の開設や学校教育の実践上の諸問題解決に必要な調査研究、不登校など悩みを持つ児童生徒や保護者への教育相談の実施など、教職員の資質・能力の向上や地域に信頼される学校づくりへの取り組みなどを支援しております。
また、時代の進展や社会の要請に応じ、事業内容の工夫改善や組織機構の改編なども行ってきておりまして、現在、所内に検討委員会を設置して検討してきているところでございます。
道教委といたしましては、今後、教育課題の動向などを踏まえまして、より効率的・効果的な運営などに取り組むといった観点に立って、新しい時代に対応した道立教育研究所のあり方などについて総合的に検討してまいります。
次に、特別支援教育についてでありますが、特別支援教育に関する盲・聾・養護学校の取り組み状況などにつきましては、本庁や教育局におきまして調査や情報収集を行い、必要な対応を行ってきております。
一方、道立特殊教育センターにおきましては、特別支援教育に関する教育相談、研究・研修などを行っており、こうした取り組みを通じまして、個別の教育支援計画につきましても保護者や教職員への支援などに努めております。
道教委といたしましては、特別支援教育の推進を図る上で特殊教育センターの果たす役割は極めて大きいものと考えておりますので、センターや関係部局との連携をさらに深めながら、子供たちや保護者などのニーズに適切にこたえることができるよう、特別支援教育の一層の推進に努めてまいります。
次に、給与からの教職員互助会貸付金の控除に関連してでございますが、道教委におきましては、平成3年から、僻地学校が広範囲に点在する本道にあって、割賦販売を利用する教職員の生活改善に資するため、教職員の物資購入代金の貸付金の償還金を教職員互助会寄附行為に定める貸付事業にかかわるものとして、給与から控除をしているものでございます。
次に、今後の対応などについてでありますが、物資購入資金貸付事業に関し、平成16年度の利用実績は、延べ約28万件で、総額約36億8500万円となっております。
道教委といたしましては、この貸付事業に基づく事務処理等に適切さを欠く面もありましたことや、道職員互助会における取り扱い等を踏まえ、今後、商品購入代金の給与からの控除は、新規の取り扱いにつきましては本年3月末で廃止することといたします。
また、給与からの各種控除金に係る取り扱いにつきましては、一層適切に取り扱ってまいりたいと考えております。
最後に、給与計算業務についてでありますが、これまで、教職員互助会などの控除金につきましては、教育庁給与支給事務処理要綱に基づき、控除金管理者が毎月支払う給与から控除する金額に係るデータを作成し、事務処理を行ってきておりますけれども、道教委といたしましては、今後、給与からの控除事務につきまして一層の適正化を図るため、知事部局とも協議をしながら、新年度からこの要綱の見直しを行うなど、庁内の責任体制を明確にしてまいりたいと考えております。
以上でございます。




