第4回北方領土対策特別委員会会議録
平成15年07月07日
梅田領対本部長
報告に先立ちまして、先日実施されました色丹島訪問に小野寺委員の御参加をいただきましたことに、厚くお礼申し上げます。
それでは、北方四島交流北海道推進委員会を実施主体として最近行われた、いわゆるピザなし交流事業の実施結果と今後の当面の計画につきまして、資料2に基づき御報告申し上げます。
まず、訪問の実施結果でございますが、第2回目の訪問が6月29日から7月2日までの日程で実施され、小野寺委員はじめ、元島民及び返還要求運動関係者など64名が色丹島を訪問し、北方四島歴史学習会や意見交換、四島側の社会制度を学ぶ相互理解促進セミナー、さらに交流会やホームビジットなどが行われ、全員、事故等もなく無事訪問を終了いたしました。
なお、この色丹島訪問に際し、四島側から日本人側訪問団に対し、これまでなかった出入国管理カードの記入を求めるとの連絡がありました。
これを受け、道推進委員会から外務省に調整を要請したところ、外務省は、在モスクワ大使館を通じロシア政府に対し、出入国管理カードの記入は受け入れられない旨の申し人れを行い、その結果、今回は四島側からの求めはありませんでした。
今後の交流事業等において、このようなカードの記入か求められることのないよう、引き続き日本外務省どシ乙政府の間で協議か行われていると聞いております。
次に、当面の計画についてでございますが、第3回目の訪問事業といたしまして、8月1日から4日までの日程で北方四島交流推進全国会議との共催により、青少年65名か国後島を訪問し、相互理解促進セミナーやホームステイなどを実施し、国後島の住民等との交流を図ることとしております。
また、第4回目の8月上旬に実施される予定の色丹島訪問事業と第6回目の8月下旬の日程で実施される予定の国後島訪問事業につきましては、道推進委員会から遂議会議員の参加要請がなされておりますので、特段の御配慮をいただくようよろしくお願いいたします。
続きまして、受入事業についてでございますが、第3回目の受入事業が6月13日から18日までの日程で行われ、根室管内の1市4町にロシア人現島民80名のファミリーを受け入れました。
歴史学習会及び意見交換、日本文化や社会制度などを学ぶ相互理解促進セミナーなどのほか、ホームステイ、ホームピジヅトや各種交流会等が開催され、6月18日に全員無事帰島したところであります。
次に、当面の計画についてでございますか、第4回目の受入事業といたしまして、7月18日から21日までの4日間の日程で、根室管内1市4町に70名のロシア人現島民の青少年を受け入れ、相互理解促進セミナーの実施やホームステイ、各種交流会などにより、地域住民との交流を深めることとしております。以上でございます。
船橋委員長
本件に問し、先ほどの理事会で協議の結果、当委員会から色丹島訪問に中司委員、金岩委員を、国後島訪問に沖田委員、横山委員を推薦したい旨諮り、異議なく決定。
次に、他に発言等を求めたところ、小野寺委員から発言を求められ、小野寺委員を指名。
小野寺委員
先日ピザなし訪問で色丹島を訪問させていただきました。
自分にとってすばらし経験ができたと申しましょうか、すぱらしい事業であったと思いますが、しかし、先ほど領対本部長からの御説明かありましたように、出入国管理カードを提出しろというようにロシア側の態度が変わってきているなという感覚を受けました。それで、今一度確認をしたいのですが、遂にとってこのビザなし交流事業というのは、どういう意昧なのかということを御説明願いたいと思います。
船橋委員長
瀧上副本部長
瀧上副本部長
道といたしましては、四島地域との交流により北海道と四島地域の住民間での相互理解を深め、領土問題解決のための環境整備を進めることを目的として、ビザなし交流事業を展開しているところでございます。
小野寺委員
ありがとうございます。私もビザなし交流というのは、領土返還にとって非常に重要な事業だと思っています。
しかし、そのビザなし交流に行ったその場所で、実は大規模なエ事をしておりまして、7億円にも及ぶ校舎を建てているという状況でございました。
実際、向こうの方の給与を聞くと、職員の方で1万2000円の月の給与ということで、7億円という額は相当に大規模なブロジェクトと思っており汝すか、事前に私たちか行く前にその情報を仕入れていてしかるべきだと思ったのですが、実際に外務省を通じてですとかサハリン事務所を通じて、そういう情報を事前に察知していたのかどうか御説明願いたいと思います。
船橋委員長
梅田領対本部長
梅田慨対本部長
北方四島の情報でございますけれども、経済や人的交流、あるいは情報の流通というものがヽ豊和こ行われております諸外国などと比較いたしますとヽどうしても北方四島につきましては、日常的な相互交流か極めて限られているという実体にあります。
そのようなことから、北海道といたしましては、北方四島に関します情報につきましては、主に外務省から収集をしているところでございます。
その外務省の情報は、在ユジノサハリンスク総領事館を通して収集しているところでござまして、例えば、インフラ整備に関するものにつきましては、相当規模の大きなものについてということで、今回の学校建設に関しましては、外務省としても事前に把握できなかったと聞いております。
しかし、返還促進運動を進める立場からも、四島におきます情報をできる限り把握しておくことが大事であると考えておりますので、道といたしましても必要な情報収集が的確に行われますように、今後とも外務省との連絡を密にしてまいりますとともに、道のサハリン事務所を通じてサハリン州行政府の発する情報の把握に努めてまいりたいと考えております。
小野寺委員
今の説明で非常によくわかりました。しかし、この問題を考えるときに北方領土は我が国の土地であって、その土地にそれだけ大きなものかできるということは、北方領土が返ってくるという段階で非常に支障になると思いますし、この扱いかマスコミでもあまりにも小さいということに私は非常に危惧をしております。
この委員会も北方領土を早期に返してもらうためにできた委員会であると思いますし、道としても先頭に立つという意気込みかあるのでしたら、積極的に情報収集をしていただきたいと思います。
一日でも早く返してもらうためには、もっとみずからが動くような活動をしていくべきだと思います。これは意見でございます。
船橋委員長
本件に関し、質疑等を求めたが、特になく、本件はこの程度にとどめる旨述べ、次に、本日の予定議事は以上であるが、他に発言等を求めたか、特になく、本日の議事はこの程度にとどめる旨を諮り、異議なく決定。
次回委員会の開催については、理事会協議の上決定する旨を告げ、散会を宣した。
午後1時35分散会




