第3回北方領土対策特別委員会会議

平成15年07月03日

(省略)ある、日ロ専門家間の協議と作業を一層進めるよう指示を与える考えである旨の発言があったとしております。

 その後、川口外務大臣は、去る6月28日から29日まで、ロシア極東ウラジオストックを訪問し、フリステンコ副首相と会談を行っております。

 これまでの外務省からの情報によりますと、今回の訪問は、貿易経済に関する日ロ政府間委員会共同議長間会合での協議が主な内容であったとしておりますが、川口外務大臣は、最終日の29日にロシアの沿海州地方行政区において、日本とロシア極東との協力に関するスピーチを行い、その中で平和条約締結の必要性を極東の住民に直接訴えたとのことでございます。

 以上でございます。

船橋委員長

本件に関し、質疑等を求めたところ、中司委員から発言を求められ、中司委員を指名。

中司委員

昨日、小野寺委員が帰ってこられたビザなし訪問で、その新聞報道を見た限りですけれども、向こうでは歴史教育で北方領土に関する教育での見解が、日本での見解と違っているようですが、外交交渉の中でもきちっと歴史的事実を示しながら、そういうことを抗議してもらうのが普通であると思いますがいかがでしょうか。

船橋委員長

梅田領対本部長

梅田領対本部長

外交交渉の場におきましては、日本側は日本側としての筋道を立てた説明を当然していると思います。

 具体的には、日ロ両外務省間でこれまでの歴史的経過、外交交渉の経過を共同資料集というものに取りまとめておりまして、その中では、これまでの両国の国際法的に位置づけられるべき、さまざまな過去の条約の内容などが整理されております。

 そういう意味では、歴史認識上は、一定程度の両国間の共通理解があるのだろうと理解しております。

 しかし、例えば、北方四島の方々に関して言えば、必ずしもそういったことが十分周知されているのかどうかといったこともございますし、長い間、ソビエトという共産主義体制の中で必ずしも日本のようないろいろな情報が開示されていなかったという実体の中で、我々側からしますと、正しい歴史的経過、認識というものが必ずしも徹底していなかったのかなと思っております。

 しかしながら、過去十数年にわたるピザなし交流の中で、その都度、私どもの説明をさせていただく中で、かなり向こう側も、今まで全くそういった問題はなかったという認識から、そういう問題があるんだなと、だんだんと認識されてきたのではないかと思っております。

中司委員

四島の住民の方々に対して、ピザなし交流の中でこちら側の見解を伝えることが必要で、国レベルで達った教育をされているのであれば、そのことは抗議すべきだということを道としても必要であると、もう一度、意見として申し上げます。以上です。

船橋委員長

本件に問し、他に質疑等を求めたところ、小野寺委員から発言を求められ、小野寺委員を指名。

小野寺委員

歴史認識が全く違うというのは、私も感じたところですけれども、多分、ピザなし交流と国の話というものは、全く別次元の問題であると思っておりまして、ピザなし交流というのは、住民に対して、ここは日本の領土なんだ、君たちがそこに住んでいるのはけしからん、ということを話す雰囲気でもなく、返ってきた後の地ならしと考えておりまして、中司委員の言っていることも、もっともだと思いますけれども、実際には、国としては強く返還を要求するようにしていただいて、また、ビザなし交流に関しては、そういう意見ももっともでございますが、交流という部分で事業を進めていったらよいと思いました。

船橋委員長

本件に関し、他に質疑等を求めたが、特になく、本件はこの程度にとどめる旨述べ、次に、本日の予定議事は以上であるが、他に発言等を求めたが、特になく、本日の議事はこの程度にとどめる旨を諮り、異議なく決定。

次回委員会は、7月7日開催する旨を告げ、散会を宣した。

午前10時22分散会