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平成22年第5回食と観光対策特別委員会

平成22年 第5回 食と観光対策特別委員会会議録
平成22年4月7日(水曜日) 於 第10委員会室

小野寺委員

 人事異動したばかりでございますので大した突っ込んだ質問はしませんが、今後、この質問については議論を深めていくということで質問をさせていただきます。
 新千歳空港国際線旅客ターミナルビルの件でございますけれども、道の対応についてまずお聞きをしたいと思います。
 新千歳空港国際線旅客ターミナルビルの整備について、これまで本委員会では何ら報告はございませんでした。食と観光を扱うこの委員会でなぜ報告がなかったのか、非常に私は疑念を持っておりますが、きちんと道がこの旅客ターミナルビル建設に当たって、主体的に動いてきて、道の意向を反映させるように努力をしたのか、まずそこをお伺いします。
今井観光局参事
 道の対応についてでございますが、新千歳空港国際線旅客ターミナルビルの整備に当たりましては、新千歳空港が国際拠点空港としてふさわしい機能を持つ空港となりますよう、ビルの配置や利便性の確保などについて、これまで国などとも協議を進め、その中で道の考え方を国に申し上げますとともに、空港の整備促進といった考え方から、新幹線・総合交通体系対策特別委員会に御報告し、御議論をいただいてきたところでございます。

小野寺委員

 次に、整備内容の決定方法ですけれども、国際線旅客ターミナルビルをどのような内容で整備するのかについて、観光振興の観点から、道として意見を言うべきであったというふうに私は思いますが、今回の決定方法について、問題があるのではないかというふうに思っておりますが、見解を伺います。
今井観光局参事
 整備に当たりましての道の意見要望についてでありますが、新しい国際線旅客ターミナルの建設に当たりましては、平成18年9月に、国が北海道空港株式会社を事業者に選定したことを受けまして、同社に対し、平成19年2月に、道として案内表示の多言語化や案内所の充実など観光振興の観点も含め利便性向上のための意見要望を行い、それぞれ検討、協議を行うなどの回答を得たところでございまして、道としての要望は一定程度取り入れられたものと考えているところでございます。

小野寺委員

 道の要望がですね、案内表示の多言語化や案内所の充実だけというのは、私はちょっと信じられなくてですね、この空港というのは多分ですね、北海道の食と観光の情報発信の重要な拠点になるというふうに私は思っております。
 また、道内の特産物ですとか、おいしい食べ物等を紹介するという機能もあるわけでございますから、なぜこのような要望しかしていないのか、ということは非常に私はおかしいなというふうに思っておりますが。
 次でございますけれども、今後、道として、このターミナルビルのスペースを有効に利用して、本道の食と観光のPR等を行っていく必要があると考えますが、どのように活用していくおつもりなのか、お伺いします。
竹谷観光局国際観光担当局長
 国際線旅客ターミナルビルの活用についてでございますけれども、新千歳空港は、全国からさらには世界から来られる観光客の皆様を温かくお迎えする北海道の主要な玄関口であるとともに、本道観光のさまざま情報発信の場としても、大変有効な場であると考えているところでございます。
 このため、道といたしましては、施設を管理している北海道空港株式会社との連携を一層強化いたしまして、新ターミナルビルにおきまして、観光情報の提供や本道観光のPRを効果的に行うことができますよう今後、北海道空港株式会社と積極的に話し合いをしてまいりたいと考えております。

小野寺委員

 私の質問は今回はこれで終わりますけれども、ただですね、例えば、免税品店がありまして、そこの出店業者の選定に当たってですね、何ら北海道に相談がない、というふうにも聞いてございますし、実際に北海道空港株式会社の筆頭株主は北海道であるにもかかわらず、その会社から何ら報告がないというのは、私は非常におかしいというふうに思っております。
 このターミナルビルをですね、外国の観光客の方に素晴らしい北海道をPRするための道具としっかりと位置づけてですね、これから話を進めていかないと大変なことになるのではないか、実際に、展示スペースに関しても、北海道の観光に全く関係ないものが展示されている、というのも情報として入っておりますが、今後しっかりと議論をしていくということを私は申し添えて質問を終わります。
 以上です。