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帯広市議の皆様へ!

2009 年 10 月 24 日(土)23:44 | 日記, 未分類 | 6 Comments |

 分かってはいましたが、「議員という仕事は、発する言葉を“一言一言”を、慎重に選ばなければならない“大変な仕事”なんだ」と、僕は改めて実感しました。 

 というのは、僕が書いたブログが「帯広市議会議員の方々の中で波紋を呼んでいる」ということを、知ったからです。

 どのブログが、どんな波紋を呼んだのか・・・ですが、「帯広市の学校給食」に関する一連のブログが、一部の市議会議員の方々を怒らせてしまったようなのです。

 僕としても、「それらの方々の怒り」は理解できるものでした。

 例えば、ある国会議員が「北海道の政策はおかしい!」と発言をしたら、僕だって場合によっては「道政に代議士が口を出すな」と感じてしまうのかもしれません。

 また、市議の方々に「保護者からの苦情」を伝えたことは間違い無いのですが、僕が“市議の方”と色々な話をする中で「この話」をしたために、市議の方々にそれらの苦情がきちんと伝わっていなかったのかもしれません。そうであれば悪いのは僕の方です。

 さらに、このブログが原因で「ちゃんと仕事をしていない」という苦情を受けてしまった市議の方が実際に居たのであれば、これも僕の本意ではなく申し訳なく思います。

 もし、これらの理由で「帯広市会議員の方々が不愉快な思いをした」のであれば、自分としてもきちんと謝るのが筋だと思いますので、この場で謝罪をさせて頂きます。

 「大変、申し訳ありませんでした!」

 自分に非がありますので、それは素直に認めます。ただ、市議会議員の方々に理解して頂きたいのは、僕はブログで「市政」に口出しをするつもりなど全くありませんし、「帯広の市議が仕事をしないから、市内の学校給食は不味いんだ」と主張する気も全く無いということなのです。

 一連のブログを読んで頂ければ解ると思いますが、僕は「市政に口出しをしている」と思われないよう、文章表現にはかなりの注意を払ったつもりでおりました。

 1つ目のブログ(2009/9/26)は、「自分は道議会議員として、これを調べる責任がある」という主旨で書きました。ずっと相談を受けているのに、改善の兆しが見られないのであれば、道議の立場で出来ることをするのが当然だと今でも信じています。しかも、僕は「帯広市民」ですので、「市内の給食は不味い」というのが事実であれば、黙っては居れないのです。

 2つ目のブログ(2009/9/28)は、「給食に係るコストの削減」に関する自分の考えのみを書いたつもりです。しかし、人によって考え方も色々ありますので、この自分の考えを押し付ける気はありませんでした。このページの下にあるコメント欄に、僕は「この件に関しては、僕が給食に関する方向性を決めるわけではなく、あくまでもその自治体に住む方や、議会でも議論が必要だと思っています。」と書き込みをしています。

 3つ目のブログ(2009/9/30)は、道内における「帯広の学校給食の実態」が徐々に解ってきた段階で書きましたが、「帯広市に問題がある」と思われたくは無かったので、「その時点における自分の推測を書いた文章」の前に “こんなことは無いと思うのですが” といった「枕詞」を付けるなどして、自分ではかなりの配慮をしたつもりだったのです。しかし、市議の皆さんから「配慮が足りない」と言われれば、「その通りでした。すいません。」と謝罪するしかありません。

 さて、僕は「道民からの苦情に対しては可能な限り対応する!」と常に考えていますので、今回も動かざるを得なかったのです。それは「帯広市民」は「道民」でもあるからです。さらに、この件に関して「保護者の方々から苦情や相談を何度も受けてきた」ので、道議会議員の守備範囲内で行動をしていることは、市議会議員の皆様には御理解をして頂きたいのです。

 ただ、市議会議員の皆さん・・・!

 多くの子供が「帯広の給食は不味い」と言っているということ、それも十勝管内、管外から帯広に引っ越してきた「複数の保護者の方々」も、声を揃えて言っているという事実を重く受け止めて欲しいのです。それらの声が皆さんに届いていなかったのであれば、それはしょうがなかったことです。ただ、帯広市が「食育」を推し進めて行こうとするのであれば、その「実態」を早急に把握していただきたく思います。

 また、帯広の給食センターの調理場は、ウエット方式という時代遅れの古い建物です。配給数が少なければ、それでも対応は可能でしょうが、帯広市の給食センターでは「14000食」を調理しているのです。これは道内においても、驚くほど突出した「数」なのです。北海道教育委員会のホームページに、その情報は勿論のこと、道内の自治体ごとの「給食調理場の運営形態」等、あらゆるデータが載っていますのでご覧下さい。
(このページの「北海道の学校給食」というファイルです・・・リンク → 道教委の当該ページへ

  今、帯広市は「学校給食費の値上げ」の議論をしようとしているはずです。これは、市のPTA役員の方から聞きました。しかし僕は、「給食費の値上げ」の前に、根本的な議論の必要性があると思っているのです。法律の規定により「保護者からの給食費」は“食材を買う費用”に充てられますが、「あの老朽化した施設の調理場では、いくら給食費を上げても根本的な解決にはならない」と、僕は思うからです。ちなみに、道内の複数の地域では「給食の質を高めるため」に、それぞれの自治体の財源から「食材を買う費用」を拠出し、それを「保護者からの給食費」に足すような努力もしています。

 最期にしますが、帯広市は「新しい学校給食センターをいつまでに作るのか」を決めていますか。また、今後も一箇所で作るのですか。2箇所に増やすのですか。もし、本当に「児童・生徒が不味いと思っている給食」を帯広市が配給し続けているのであれば、僕は一日でも早くこの状況を変えてあげたいですし、学校給食に関する今後の計画を早急に作って欲しいと願うのです。

 僕は、市議会議員の皆さんに文句を言っている訳では決してありません。僕も皆さんと同じように「自分の住む地域を、より良い地域にしたい」と思うからこそ、これらのことを言っているのです。僕は道議会議員である前に、帯広市民なのです。そこは、是非とも信じていただけませんでしょうか。 

 僕はこのブログを始める時・・・「出来るだけ、自分の本心をざっくばらんに書こう!」と決めました。僕は、「あまり格好の良いこと」は書けませんし、本心を書いたほうが、多くの皆さんに僕の本当の考えが伝わると思ったからです。でも、思うがままの本心をブログに書き続けていくと、時としてこのようなハレーションを生んでしまうのですね。
 
 最近、僕は「自分ほど政治家に向いていない人間はいないな・・・」と、真剣に考えているのです。

 

【追伸】 今日は、僕の後援会の役員会がありました。その会議の中で「これなにきちんと会計処理をして、しかも、こんなに貧乏な後援会は他にない」という話題が出ました。実際に、事務所の運営は常に「綱渡り状況」です。
 僕は「政治家がお金の心配をせず、政務に没頭できれば、政治がどんなに良くなるだろう・・・」と、いつも真剣に考えてしまいます。しかし、いつまで経っても「政治には金がかかる」という状況は改善されませんね・・・。 

コメント

  1. 端野 萬造 より:

     その波紋については、ワタシが石をひとつふたつ投げ込んだので生じたものと考えます。その結果、小野寺先生にご迷惑を掛けてしまったのだとすれば、申し訳ありません。

     しかしながら、それら市会の先生たちの反応には「市民として」違和感がありますね。確かに政治家には守備範囲というものがあるでしょう。しかしながら「市民」としては大は小を兼ねる、でして自分の身の回りの問題・課題についてはたとえ国会議員にだって機会があればブツけるわけです。逆に国政に関わる問題は市会議員の先生には致しませんよ(笑)

     ワタシたちにとっては「話を親身になって聴いてくれる」のがいい先生なわけでしてね。

     給食費の問題については某市会の先生とお話ししまして、とりあえず「一食あたりの材料費・経費を他市町村と比較してみること」という方針が出されました。これ一番単純なんですよ。同じ材料費で内容にどんな違いがあるのか、というのも明確に出来ますしね。本来であれば原価率、売上当たりの材料費で分析するのですが「売上」に該当するものがないですから。消費者は店を選べますが、生徒は給食を選べないのをいいことに財政のツケを子どもたちに回す、というのは親として、次代に市を引き継がせる者としてあってはならないことだと考えます。

  2. 小野寺 まさる より:

    端野 萬造 さんへ

     いえいえ、全然迷惑などかけられていませんよ!謝られても困ります!・・・(笑)
     まあ、この世界はいつでもすぐに「波風」が立ってしまうのです。気をつけたつもりで文章も書いていたのですが、それでも配慮不足だったようです・・・。

     帯広の「給食費=食材費」・・・(これは学校給食法で決まっています)は、他の地域と比べると、「若干安い」のです。それ以外にかかっている経費はかなり高い状況です。

     仮に・・ということで、僕は給食センターの業務を「全部、民間委託にした場合、どれくらいのコストを削減できるか」を、他の自治体のデータを基に既に試算しました。

     農業王国の十勝にある自治体には、他の地域に誇れる「給食」を子供達に提供して欲しいと思ってしまいます。

  3. 三浦 より:

    昭和52年の話なので参考にはならないかも知れませんが帯広市内の中学校から芽室の中学校に転校した際給食の違いに唖然とした事がありました。芽室のほうが数段上でした。その時は芽室の学校に付属して給食センターがあったので当然といえば当然なのですがメニューも芽室のほうが数段上でした。帯広では麺類は保温されていませんでしたが芽室は隣にも関わらず保温されていました。今の帯広の給食はどうなっているのでしょうかね?いずれにせよ給食は子供の楽しみです。美味しい給食が食べられるよう各方面の方々に頑張ってほしいと思います。

  4. 小野寺 まさる より:

    三浦さんへ

     昭和52年に中学校に転向されたということは、三浦さんは僕と同年代なのですね。その時、僕も14歳でしたので・・・。僕は「帯広市」以外の給食した食べたことが無かったので、その当時でもそんなに格差があったとは知りませんでした。

     今の状況ですが、僕が小・中学校に通っていた頃と比べても「帯広市の給食の質が低下している」ようです。また十勝の他の自治体と比べても,帯広市の給食は「美味しい」とは言い難いようです。

     ちなみに、現在の帯広市の給食の“ラーメン”は、「麺はスープに入ったままの状態で学校に運ばれて来る」・・・そうです。保護者の方から聞いた話で、僕は確認が出来ていないのですが、そんなことあり得るんでしょうか・・・。

    コメント本当にありがあとうございました。これからも宜しくお願いいたします。

  5. 小市民 より:

    初めて投稿させて頂きます。
    議会というのは、それぞぞれの守備?範囲というのものがあると思いますが、今回の給食問題については私的には????と考えます。
    私も一人の子供の親として、給食の諸問題については、様々な話を聞いていました。
    今回の道議の問題提起を市議の方々は、どのように感じたのでしょう?
    守備範囲を超えた越権行為?なのでしょうか。
    道議に対して物申する前に自治体に対し、市議の皆さんは何らかのアクションを起こしたのでしょうか?
    新聞紙上(マスコミ)で市議会での給食問題の記事を見かけていないのは私だけ?
    道議に物申す前に、市議としての職責を全うして頂きたいと思います。
    これからも、道議の立場と共に、一市民として問題提起して頂ければと思います(笑)

  6. 小野寺 まさる より:

    小市民さん へ

     議員というのは守備範囲があるのです!

     学校給食については、それぞれの自治体が決めることになっているので、僕が「帯広の学校給食が不味いのは問題だ!」という発言をすると、それにより「仕事をしていない」と、市議の方が無差別に批判されてしまう可能性があるのです。これは僕としても本意ではないのです。

     また、「ちゃんと議論をしている最中なのに、部外者は黙っていて欲しい」と思う議員の心理も、僕には解らなくはないのです。自治体には自治体なりの「僕が知り得ない問題」があるのかも知れませんし・・・。

     帯広市の問題は「給食問題」が全てではありません。きちんと仕事を全うしている市議も沢山いるということを、ご理解下さい。

     ちなみに、僕は「市議の方々から直接文句を言われた」という訳では無いのです。「道議は、なんであんなブログを書いたんだろう!」と、怒っている議員がいることを、僕に具体的に教えてくれた方がいるのです。

     初めての投稿ありがとうございました!これからも宜しくお願いいたします!

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