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学校給食の調査開始!

2009 年 9 月 30 日(水)23:43 | 日記 | 4 Comments |

 全道における学校給食の調査を開始しました。

 帯広市の保護者が支払っているの学校給食費は、全道平均から見ても安いようです。しかし、それほどの差が無いのに「際立ってひどい」のは何故なのかよく解りません。

 また、帯広給食センターが一日に供給している量は「一日1万4000食余り」で、一箇所のセンターが供給する量としては、全道の中で際立って多いことも解りました。もし、これが普通の企業であれば「規模の経済」が働き、安い給食費でも質の高い給食を供給できるのですが、何故そうなっていないのかは不明です。

 こんなことは無いと思うのですが、もし「給食センター」にそれだけの給食を供給する機能が十分に備わっていないことが原因だとしたら大問題です。そうであるなら「11時までに14000食の給食を作ること」がセンターとしての至上命題となり、その時間までに作れるメニューだけが「給食のメニュー」になってしまうからです。当然、品数も少なくなるでしょう。ちなみに約14500食を供給している苫小牧では、2箇所のセンターで給食の供給を行っています。つまり、万が一この理由で帯広の給食の質が低いのであれば、「自治体の能力と計画性の無さ」が原因となってしまうのです。

 「学校給食法」により、保護者から集める「給食費」は「食材の購入」に使われることになっているのですが、自治体の努力で給食はどうにでもなります。例えば、北海道には「給食費」も取らずにタダで給食を提供している自治体があることからもそれが解ります。

 僕は、給食の質を上げたいのであれば、自治体が努力をして人件費等のコストを削減させ、余ったお金を食材費に上乗せをするのが一番の近道だと思っています。ですので、もし学校給食の調理場において調理等を民間に委託すると、一体どれくらいのコストを削減出来るのか試算しようと思っています。

 いずれにしても、出来るだけ早く学校給食に関するデータを取りまとめる必要がありそうです。

 今回、本当に多くの方が「学校給食」に関心を寄せていることが良く解りました。北海道においても「どさんこ食育推進プラン」を策定し、食育の効果的な推進に努めることになっていますし、学校給食での地場産物の活用を積極的に推し進めて行こうとしているのですから、道議会議員としても地域の給食の質の向上の為に積極的に動きます。

追伸 ブログに書きたいことがありすぎて、書けていないことも沢山あるのです。例えば昨日、テレビカメラも入りましたが、自民党道連の青年局が自民党道連に対して「申し入れ」を行ったのです。このような申し入れは初めてのことですが、この「申し入れ書」には、例えば「来春の参議院議員選挙の候補者選定のために、幅広く意見聴取すべき」といった刺激的な文言が入っているのです。「これからの自民党が、若い意見を聞けないような党であっては、再生はままならない」という我らの意見を自民党道連にぶつけました。

コメント

  1. しまけん より:

    先日は、空手大会の来賓お疲れでした。
    給食について書かれていますが、あなたは帯広の給食センターをほかの新しめのセンターと比較して見たことがありますか?
    帯広のセンターは、建物自体が古く、ウェットシステムのため衛生状態を確保できないので「生」のものを出せなかったりという理由があると思います。
    設備的に限界が来ているのではないのでしょうか。
    また、行政の責任を堅持するためにも学校給食の直営は維持すべきです。事故があった場合の責任はどちらにせよ自治体がとらなければなりません。
    また、調理員を正職員から臨時やパートに置き換えることにより人件費を減らすことも出来ます。
    学校給食の質の向上を目指すのであれば、施設の更新と直営の堅持は必要であると思います。

  2. 小野寺 まさる より:

    しまけん さん
     コメントありがとうございます。頂いたコメントに「給食センターに問題がある」と書かれてありましたが、僕も「もし、給食センターにそれだけの給食を供給する機能が十分に備わっていないことが原因だとしたら・・・」という文章をブログに書かせて頂きました。それで僕の考えをご理解いただけますでしょうか?
     あと、僕は民間委託をしても行政の責任を堅持できると思っているのです。例えば、公共施設の建設を民間に頼んだ場合「行政の責任を堅持できずに問題だ」ということになるのでしょうか。
     僕は、しまけんさんの意見を否定するつもりは全くありません。このような考えの方がいて当然だと思っています。
     多くの人が様々な意見を出し合い、その地域の人たちが「その地域の子供達に相応しい給食」を考えていけば良いのだと思っています。
     貴重な意見、ありがとうございました。

  3. しまけん より:

    小野寺まさる様
    素早い対応ありがとうございます。
    帯広市も同じとは限りませんが、学校給食は材料代のみを保護者が負担し、そのほかのイニシャルコスト、ランニングコストを自治体が負担するという仕組みになっていると思います。
    よって直接的に給食の質を上げるには保護者負担金の増額が一番手っ取り早いかと・・・・
    それよりも必要なのが給食センターの早期改築とお聞きしています。

    あと、民間委託をしても行政責任は堅持できる。ごもっともです。最終的な責任は自治体にあるのですから。
    ただ、正職員が退職等で抜けたあとを臨時職員でおぎない、学校の長期休暇の間は調理員を休ませるとか、パート職員を使うことにより献立によって職員を無駄なく使うことによtり直営のままでもコストを下げることは可能だと思います。
    安易に民間委託にするよりも子供たちに直接ふれあう部門を行政が担っていく方が良いのではないでしょうか。

  4. 小野寺 まさる より:

    しまけんさんへ
     早速のコメントありがとうございます。
     もし、帯広の学校給食の質が低い理由が「給食センター」なのであれば、これは「計画性の無い行政」の責任であると思うのですが、この責任の所在についてはまだ言及できるだけの情報は持ち合わせていませんし、僕の立場で批判は出来ませんので、今後しっかりと検証をする必要があると思っています。
     また、ランニングコストに関しては、僕のブログで「学校給食法により、保護者から集める「給食費」は・・・」という書き方をさせていただきましたので、ご一読下さい。
     「子供達が喜ぶ給食」を作るには、多くの方法があります。色々な方法から「一番子供達にとってプラスになる方法」を議論しながら、地域毎にきちんと見つけていく必要があると僕は思っています。
     

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