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首相のお母さんを国会に?

2010 年 2 月 14 日(日)23:04 | 日記 | 2 Comments |

 僕は、現在の自民党の「ピントのはずれ具合」に何度がっかりしたか分かりませんが、僕は今夜のテレビニュースを見て心底がっかりしてしまいました。

 そのニュースは、自民党の与謝野前大臣と鳩山首相との質疑の場面を流していました。

 与謝野代議士が質問の中で「首相はお母さんにお金を貰いに行っていたことを、弟の邦夫氏がこぼしていた」というような挑発し、これに対し鳩山首相は「母に尋ねていただいても結構だ!」と怒った口調で答えている場面でしたが、僕は「これが“自民党きっての政策通”と言われていた代議士の質問なのか?」とその内容に驚き、それ以上に“兄弟喧嘩のような話”を質問の中に入れる感覚にびっくりしてしまったのです。

 さらに、このニュースが終わる間際の“キャスター”の一言が、凹み気味の僕に更に追い討ちをかけたのです。それは「首相の答弁を受け、自民党内部では“母親を呼んで話を聞くべきだ”という声が高まっている」というような一言だったのです。

 自民党は、今さら「首相の母親」を呼んでどうしようというのでしょう。何か新たな事実を持って母親から話を聞こうというなら話は別ですが、そうだとはとても思えません。また、検察が諦めた事案をどうやって調理するつもりなのでしょう。そのシナリオすら無さそうです。

 そんなことも考えず、ただ「母親を呼べ!」とヒステリックに叫んでいる代議士が、今なお自民党に沢山いるという事実に、僕は愕然としてしまいました。

 このような状態が続けば、近い将来「自民党」は分裂してしまうでしょうね。それは、党内の心ある議員の我慢が限界に来ているはずだからです。さらに心があろうが無かろうが、ただ沈没しかけている船からの脱出を試みる議員も出てくるはずです。

 自民党の存続の為には“求心力を持つ組織の再構築”と“党としての理念と政策の策定”が急務だと思うのですが、今のままでは無理でしょう。

 まだ“民主党との対立軸”すら国民に示すことも出来ず、ただ「政治と金」の追求とは呼べないような質問をダラダラ繰り返しているのは、国民にとっても不幸で迷惑な話です。はっきり言って「国会議員の給与」は国民の税金から拠出しているのですから、僕からすると「こんなくだらない議員や国会自体が“税金の無駄使い”の対象」なのです。今後は、このような非難はどんどん大きくなるはずですが、自民党のお偉いさんはいつになったら気付くのでしょう。

 自民党の与党時代、ある内閣をマスコミから「お友達内閣」と揶揄されていました。あの当時の僕は「なんて失礼なことを言うんだ!」と憤りを覚えたのですが、今となっては「マスコミは自民党が抱えている問題の本質を見抜いていたのかもしれない」と思ってしまうのです。今の自民党の迷走は、もしかすると「庶民感覚から乖離した上層部のお友達感覚」が原因なのかもしれません。

 今日のテレビのニュースは僕にメガトン級(死語?)のショックを与えましたが、僕は“自民党”という固有名詞が「死語」にならないことを願うばかりです。

コメント

  1. より:

    与謝野衆議院の答弁に関して、小野寺道議と同感です。
    この件に関して妻とも夕食の際に話題になったのですが、鳩山邦夫衆議院の言動には今も昔も疑問に残ります。
    検察の捜査が終わった事案で、病床の母親を国会に呼び出すとは信じられません。
    与謝野衆議院ともども、質問のレベルの低さに興ざめです。

  2. 小野寺 まさる より:

    竜さんへ

    いつもありがとうございます!そうですよね!僕も与謝野さんの質問を聞いて愕然としてしまいました。

    今の自民党の国会議員の多くは「自分達の何に国民が怒っていて、自分達は国民に何を望まれているのか」をご存じないようです。

    もっと、国民の為に政治家は動くべきですよね!

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