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韓国の漁船のニュースについて2

2005 年 6 月 2 日(木)23:32 | 日記 | No Comments |

 今日、朝の報道番組・・・・。まだ海上で日本海上保安庁と韓国の海洋警察庁の船が漁船と船員の引き渡しを巡り「にらみ合いを続けている」というの に、各社30分以上も「双子山親方の葬儀と若・貴兄弟の確執」などというニュースばかりです。こんな状況で「一家族の兄弟げんか」の話なんかどうでも良い のです。朝から力がどっと抜けました。日本という国自体が大きな音を立てて崩壊しているのを今日は本当に実感しました。大丈夫か?・・・日本!

 で、結局は日本と韓国で捜査権をめぐり対立した今回の事件では、両海上保安当局によって合意文(韓国側が違約金を払う約束が盛り込まれた)を交わ すことで決着をさせたようですが、本当にここまで日本外交は地に落ちたのかと思いました。絶対に日本の排他的経済水域で操業をしていた船員を確保する必要 があったです。このままで日本は大丈夫なのでしょうか?

 韓国側は、漁船は日本の排他的経済水域を侵犯したのは冷凍器の故障の為で操業できる状況になかった(=経済活動はしていなかった)と発表しました が、現に怪しい行動をとっていたのです。それなら海上保安庁の命令を無視する必要もないわけで、保安庁の職員を羽交い締めにして漁船に乗せたまま韓国の領 海に逃げていったこと自体、おかしな行動であったと言わざるを得ません。韓国側の説明はとってつけたような「ごまかし」なのです。

 さらに僕を愕然とさせたのが、両国間で交わした合意文の中に、「日本海上保安官の暴行の謝罪」と「漁船の損害賠償の要求」が盛り込まれている点で す。何でこんなことが盛り込まれている合意書に合意をしてしまうのか常識を疑います。あれだけ不条理な思いをさせられながら、相手の船を修理し、殴ってす いませんでしたと謝るのですかね・・・。でも、この件に関しての日本のマスコミの反応の低さにも驚きです・・・。

 こんなことがまかり通るなら、そして日本政府がこんな対応しかとれないなら、日本の漁船だってどんどん韓国側の排他的経済水域で「漁」をして、韓 国の保安当局が来ても無視をして逃げて、船を傷つけられたり、相手に殴られたら「賠償」を求めればよいのです。そんな理屈になりませんか?まさかそんなこ とを実践する非常識な「日本の漁師」はいませんが、こんな韓国側の非常識な要求をすんなりと受け入れてしまう日本という国も相当「非常識」であります。国 際法ってなんなのか考えさせられる事件ではあります。

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