ただいまホームページ移行準備中です。

こちらのホームページは2015年5月29日までのものです。

北海道は何とかしなければならない状態です。

2004 年 2 月 24 日(火)20:14 | 日記 | No Comments |

本日、平成16年度の定例会が開会されました。今回の議会は2月24日から3月24日までの30日間の会期ですが、本年度、北海道はどのような施策で道政を行って行くのかということを決める重要な定例会であります。

平成16年度、何を目玉に行って、そのためにどういう予算を組むのかということを決めるのですが、何と言っても、その沈没しそうな北海道の財政の問題をどうしたらよいのかということです。


北海道はもう赤字債権団体(企業で言うところ「倒産」)への転落寸前まで来ています。でも、道民の方はこの危機感を感じているのでしょうか?多分多くの 道民の方の考えは、「大変なんだろうけど、どうにかなるだろう」とか「関係ない」とかいったところではないかと思うのです。もし、そう考えているなら、そ れはそれで良いのですが、赤字債権団体に転落してしまったら、将来裕福な県に引っ越した方が良いと思うくらいに道民にとっては辛い結果が待っているという ことを知らないからなのかなとも感じるのです。

もし、勤務先の会社が倒産したら、働いている方の生活は大変なことになります。それと同じ理屈で、北海道がつぶれたら道民は多くの不利益を被ることにあります。

もし財政再建団体に転落してしまうと、北海道が独自で特色を出して実施することのできる事業(福祉事業や住民サービス事業、等々)を、我々北海道民の意 志で行うことが出来なくなります。赤字団体で、倒産をしているのですから、中央(国)のコントロールを受け、再建されることになりますので、地元のニーズ や要望よりもまずは、財政再建が一番に優先され、北海道の住民へのサービスは驚くほど低下をしてしまうのです。自分たちの意志で地域づくりを行えないので すから、地域主権とは逆行するのです。
「赤字なんだから生活が不便になっても他の地域に比べて不利益を被っても文句はいうな!」というわけです。

考えてください。「北海道と例えば他の県は、同じ日本なんだから、同じような行政サービスを受けられるはずで、日本中そんなに大差はない」と漠然と思っ ていませんか?「大変と言ったってどうにかなる」と思っていませんか?でも違うのです。これからは知恵をしぼって努力をしている都道府県が豊かになり、そ うではない地域は沈没をしていくのです。同じ日本にあっても大きな差が出てくるのです。そして、もし地方自治体が沈没したら、最終的にはその自治体(自治 体の住民)が辛い思いをして再建をしなければならないのです。

多くの皆さんが危機感を持っていないこと自体が一番の問題だと思っています。
いまの大変な状況を議員として説明をし、北海道の財政再建のために頑張りたいと考えています。

コメント投稿