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「不逮捕特権」って・・・

2010 年 1 月 17 日(日)23:32 | 日記 | No Comments |

 さて、複数の国会議員が「逃げも隠れも出来ない国会議員を逮捕し、身柄を拘束するのはおかしい」などと発言していますが、僕なんかは「何様のつもりなんだ!」と、その発言に違和感を覚えてしまうのです。

 明らかに法を犯しているにも拘らず「自分達が逮捕されるのはおかしい」などと考えているのだとしたら、それは「国会議員の思い上がり」なのです。

 これはあくまでも“僕の認識”ですが、国会議員に不逮捕の特権が与えられるという根拠は、例えば「正義のために“権力”と戦う議員が不当に逮捕されることを防止する為」とか「ある法案の採決時に“権力の乱用”によって議員が不当に逮捕するのを防止する為」というのであれば、僕も納得ができます。

 しかし、今回の小沢幹事長の3名の元秘書の逮捕劇は、政治資金規正法の制定の理念を“著しく踏みにじった行為”によるものであり、上記のような事例とは程遠い性格のものなのです。

 僕は、「今回の検察の行動は“法律の精神を守る為の果たすべき役割”を全うしようとするものである」と、その勇気を評価をしており、決して「暴走」などとは感じません。万が一、本当に「検察が暴走している」のであれば、小沢幹事長は国民と検察に対して“その証拠”を提示した上で“説明責任”を果たすべきなのですが、実際には“辻褄(つじつま)の合わないこと”が多々あるにも拘らず、検察からの任意の事情聴取の要請を断り続けているのは何故なのでしょう。

 僕は、このような国会議員が“与党の要職に就いている”という事実を見る時、今後は「国会議員の不逮捕特権」に関して“その適用範囲についての議論”をきちんとすべきだと思ってしまうのです。

【追伸】
 この件は「政治と金」にかかわる大問題です。しかし、自民党には「“この件”を国会の場で追及し続け、審議拒否も辞さない」という戦術だけは取って欲しくないのです。
 それは、その戦術が“野党時代の民主党の低次元の戦術”と全く同じだからであり、こんな議論に時間を費やしているような暇は“今の日本”には無いからです。
 是非、自民党には「こんな“情け無い政治家”に関する議論はマスコミを通して行えば十分である。今の日本には多くの問題があり、それらを早急に解決するためにも、自民党は全ての審議に応じ、しっかりと議論を尽くす」というような、従来の民主党とは一線を画す“大人の対応”をして欲しいと思っていますし、何よりも、「国民の利益を第一に考える」という“筋の通った”対応をしてもらいたいのです。

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