補助金・助成金を貰うことだけ考えていて良いのか?
今日は新年交例会のはしごをしましたが、いやはや色々な方から色々なご指導を頂きました。
例えば、ある女性団体の方々からは「小野寺道議が議会で追求したので、道立女性プラザの委託業務が入札になってしまった。時代の流れだとはいえ、今まで随意契約で運営を任されていた札幌の女性団体から“小野寺道議に抗議をして欲しい”と言われた。また、ジェンダーフリーについて追求をされた時も大騒ぎになった」というお叱りに近いお言葉を頂きました。
はたまた、観光業界の方からも「道議が北海道観光振興機構へ質問した時には大騒ぎになり“小野寺とはどんな人物なのか”という問い合わせが殺到した。もう少し穏便にして欲しい」といった苦情に近いご指導も賜りました。
ただ、それらの方と面と向かって話した時に感じたのは、それらの方々は「表面のことしか理解しておらず、誰からも問題の本質を知らされていない」ということでした。
例えば、僕が追求した『北海道観光振興機構』の『ゆとりツーリズム』について、それらの方々に僕はこう説明をしました。
「観光振興機構の人件費は全体の運営費の半分を超え、各々の給与も高額だ。これは無駄ではないか。また、ゆとりツーリズムに投下した7億円以上のお金は殆んど地域に落ちることなく、一部の企業が消化をしている。例えば千歳空港の子会社が大手広告代理店を押しのけて“億単位”で企画を請け負っていたり、特定の企業に利益が落ちるしくみになっている。また、これだけお金を使ったにも拘らずこのツアーに参加した本州の観光客は1000人未満なのである。極めつけは、日本旅行の社長名で詫び状が来たが、これはやるはずの事業をやらずにお金を貰っていたからに他ならず、お金を返せばよいという話ではない。僕は、観光に力を入れるなら地域にお金を投下すべきだと考えている」
僕のこの説明を聞いた方々は、一様に驚いていたのです。
僕は、今日多くの方々からご意見を伺いながら、「それぞれの分野の方々は、どこで税金が搾取されているのか。どうやることが『費用対効果』を高めるのか、自分達の問題がどこにあるのかを自分ごととして真剣に考えて欲しい」と切に思いました。
僕はこうやって多くの敵を作りながら政治活動をしてきたので、来たる戦いも苦戦が続くのでしょうね。
もちろん、それは覚悟の上ですが。
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本日は事務所開きでした。
多くの皆さんに支えられ、新年を迎えることが出来ました!