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今日は東京に来ています!

2009 年 12 月 21 日(月)23:59 | 日記 | 6 Comments |

 今日は東京に来ています。毎年、この時期には「北海道の来年度の予算要求」の為に東京に来ているのですが、「今年の予算要求」は例年のそれとは全く様変わりをしました。

 例年であれば、北海道選出国会議員の“議員会館の部屋”を回るのだけでも一苦労だったのですが、今回は衆参合わせても6名しかいないので(橋本聖子参議は全国区なので、正確には5名ですが・・・)、今年は“道議会議員が集まった会場”に国会議員も集合し、その会場において“道庁の要望”を聞き「それで終了」という、余りにも「あっけない」ものでした。

 しかも、今回は“高橋知事”が初めて欠席をしたので、今一つ気勢が上がらない会議となってしまいました。さらに、あえて「どなた」とは言いませんが、複数の国家議員のスピーチは予想通り「頓珍漢」だったので、僕は本気でがっくりしてしまいました。

 でも、今回「国会」に行ってしみじみ感じたのですが、「自民党の凋落ぶり」は予想以上のものでした。そして、党そのものに「覇気」が全く感じられなかったのです。

 僕はこのブログに何度も書いてきましたが、僕は「まだ国民の目に“自民党は反省している”とは映っていない」と思っているのです。

 自民党が「国民からこんなにもお灸を据えられたのだから、次の選挙では許してくれるに違いない。そろそろ民主党に対しても怒るだろう」と考えているのだとしたら、その思考回路は余りにも「短絡的」であり“事の深刻さ”を全く理解していないと言わざるを得ないのです。

 事実、数名の自民党の国会議員のテレビでの発言を聞いて、僕ですら「そのように考えてる議員はかなり“多い」と感じたのですが、それらの発言に対し「いい加減にしろ!」と憤りを覚えた有権者の方も多数いたのでしょうね。

 一番の問題は、「自民党は、国民からお灸を据えられたことで“反省”した気分になっている」ということなのです。しかし今回の問題は「悪いことをした子供が親に叩かれたれて“もう悪いことはしません”と反省をした」というようなレベルの話ではないのです。

 「自民党が反省する」という意味は、自民党政権下で生まれてしまった数々の問題にしっかりと向き合い、それらの解決と再発防止に向け「毅然とした対応をする」ということなのです。自民党が今のままの中途半端な姿勢で、いくら「民主党の不甲斐なさや嘘」を追求しても、ロクなにならないはずです。結局は国民の反感を買うでしょうし、今後“民主党の失策”がさらに続いたとしても、それが“自民党への追い風”にはならないという「党として最悪の状況」になってしまうでしょう。

 自民党は、自分が生み出した「多くの問題や課題」について、本当の意味で“反省”した上で、「それらの解決に向けた道筋を国民に示してこそ、初めてスタートラインに立てる」と謙虚に考えるべきなのです。

 今なお、自民党は、“今までの党の体質には問題が無かったのか”、“選挙を有利にする為の政策はなかったのか”、“投入した税金に見合う効果はあったのか”・・・等々の検証すら行っていないため、、自民党自身が「今回の選挙で野党に下野した本当の理由」を知らないままなのです。いや、正確には「うすうすは分かっているけれど“都合が悪い”ので、本当の原因は“うやむやのまま”にしようとしている」という表現の方が正しいのかもしれません。

自民党は「国民の怒りを買った」ことにより“先の衆院選”において大敗北を喫しました。しかし、自民党の惨敗の理由は「どうしてあそこまで国民を怒らせてしまったのか」という点にあり、党としてはそれを“しっかりと認識すべき”なのです。