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中国の森林買収の事実を隠したい?

2010 年 10 月 4 日(月)23:47 | 日記 | 6 Comments |

 昨日のブログにも書きましたが、実際に北海道の森林は中国をはじめ多くの海外資本に買われ続けています。

 僕がこの問題を追い続けてもう少しで2年が経とうとしてますが、この問題を解決させる為にはまだまだ多くの時間を使わなければならないようです。

 さて、先日僕の友人が「プレジデント」という雑誌を送ってくれました。それはその中に「中国が日本の水資源を狙っているというのは幻想」というような記事が載っていたからなのですが、実はこれと同様の主張をなさる方が各方面に多数いらっしゃるのです。

 しかし、本当にそうなのでしょうか。将来、中国は深刻な水不足に陥る可能性が高いことを色々な機関が指摘をしています。この部分に異論を唱える人は少ないと思います。にも拘らず、中国の狙いは「水では無い」と言いきれる根拠が僕には解らないのです。

 ある方は「コストが合わないので水なんか狙っていない」と主張されているようですが、ある国で国民に与える水が無くなった場合、その国はコストの事など考えるでしょうか。どんな費用を払ってでも国の生命線である水を手に入れようとするはずですし、例えば農作物用の水であればただタンカーで運ぶだけであり、距離だけを考えても中国にとって「日本の水資源」は絶好の場所にあるのではないで
しょうか。

 確かに現段階においては、中国資本は日本の森林の水を求めていないのかもしれません。しかし将来にわたってそう断言できるのでしょうか。もし出来ないのであれば、危機管理の観点からも我々は北海道(日本)の森林を守リぬく必要があるのです。

 将来世界的な水不足が発生し、日本国民が飲むはずの水を外国に奪われるなんてことがあって良いはずはありません!

 ちなみに、平成21年度には道内の少なくとも9箇所の森林が海外資本に買われていますが、驚くことにその森林面積の9割が「水土保全林」なのです。また国土利用計画法の申請時の所有目的も“開発行為”などではなく“資産保有”といった訳のわからないものなのです。