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本定例会は「道民の水を守る」議会だった!

2010 年 6 月 24 日(木)21:40 | 日記 | 2 Comments |

 今日、予算特別委員会が終わりました。明日は本定例会が閉会となる予定ですが、僕としては非常に満足のいく定例会となりました。

 というのは、定例会の前日の水産林務委員会において、僕は「本道の水土保全林が多くの外国企業に買われている」という質問をしました。その後の予算特別委員会においても質問を予定していましたが、委員会の異動が難しかった為に今定例会での質問は諦めていたのです。にも拘らず、別の議員がこの質問をしてくれたお陰で、今日の「知事総括」においてこの問題がクローズアップされたのです。

そして、最後に知事がこのように答えました。

・・・・「今後においては、ご指摘を踏まえ、北海道の貴重な財産である水資源を将来にわたって守り、有効に活用するという観点に立って、情報の収集や課題の分析、政策の検討に必要な体制の充実に向け、全国に先駆けて、直ちに、この協議会の在り方を見直し全庁が一体となって、しっかりと取り組んでまいりたい。」

 この答弁は非常に画期的です!

 さらに特別委員会の閉会前に、道に対して全会一致で4つの付帯意見が提出されたのですが、その中の一つはこれなのです!これは画像で・・!!

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 そして、明日の本会議では国に対して“意見書”が出される予定です。北海道発で「日本の水資源を守る動きができた」ということで、僕としては「この議会は満点の結果が出せた」と思っています。

 それはそうと、僕は明日の「食と観光対策特別委員会」において質問をしますので、その内容をお教えいたします。

 北海道は“道産食材等の販路拡大”の為に、東京の有楽町とJR札幌駅に「どさんこプラザ」を開設しております。勿論、この事業には道民の税金が投入をされているのですが、こともあろうにこの“どさんこプラザ”で、「北海道産食材」ではない「海外から輸入された海産物」が売りさばかれているのです。この場所でそんな食材が売られているなんて誰も疑いませんよね。さらに商品には「北海道地図と厳選素材」のマーク。こんなことが本当に起こっていたのです。

 また、このことは“どさんこプラザ”の管理業務の受託者である「(社)北海道貿易物産振興会”の責任でもあるのです。この公益法人は道職員の天下り団体であり、道から職員を派遣されていた「関与団体」でもあったのですが、このような団体が杜撰な管理を行っていたのであれば、その責任はますます重いのです。

 いずれにしても、明日の委員会において僕は「北海道の食と観光における不適切な事案を根絶させたい」という思いで質問をさせて頂きます。

コメント

  1. hinotohitsuji より:

    昨日(8/25)の日本経済新聞4面に山田農相のインタビュー記事が掲載されています。
    その最後に外資の農地や水資源の買収に関する質問がなされているのですが、農相の回答は「外資が国内で買収している事実はないと思っている」と。
    「ない」ではなく、「ないと思っている」という回答も嫌な答え方ですが、危機意識の欠如に不安を覚えます。

    今後も道議会発の問題提起に期待しております。頑張って下さい。

  2. 小野寺 まさる より:

    hinotohitsuji さんへ

    コメントありがとうございます!そして、する鋭い指摘に驚きました。

     僕も不思議でならないのです。というのは、道は林野庁に対して、20年度は外資系の会社によって森林が買われていることを報告しているのです。にもかかわらず、林野庁もマスコミに対して「そのような事実は無い」といっているようですし、農水大臣のコメントにしても、僕なんかは「大丈夫?」と思ってしまうのです。

     まあ、いすれにしても、9月7日には再度質問をしますし、この件について農水省も無視が出来なくなるはずです。
     
     コメントありがとうございました!

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