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政治とお金と理念

2004 年 7 月 26 日(月)23:32 | 日記 | No Comments |

 今日の帯広の豪雨は凄かったですね・・。日本各地で雷と豪雨で大変だったようですが、特に函館方面では凄かったらしく(でも、被害はほとんどなかったようでほっとしています)NHKの画面で初めて「記録的豪雨情報」というテロップを見て驚きました!何だか、日本中の気候が変な風になっていますね・・・。

 さて、昨日の夜に帯広に帰ってきて、今まで読んでいなかった地方紙を読んだのですが、その中でも、十勝で9月に行われる「世界ラリー選手権」に三菱の車は参戦しないという記事を見てびっくりしました!三菱の本社が決めたのならしょうがないですし、今の三菱を取り巻く状況を考えると、苦渋の選択だったのかもしれません。しかし以前の日記にも書いたように、僕としてはこの「十勝」で三菱車に頑張ってもらいたかったという気持ちがどうしてもあります。本当に残念でなりませんが、一日も早く三菱自動車が立ち直るように願っています。


 今、日本の政界に激震が走りそうな気配がありますね・・。橋本元総理に、逮捕された日本歯科医師連盟の人から1億円(の小切手!)が渡され、それを橋本氏がポケットに直接入れたという問題です(しかも、大物政治家の野中氏と青木氏も同席していたということです)。この問題は、それが事実かどうかはまだ分からない段階なので、どうこうは言えないと思いますが、やはり政治家として残念な事件です。
 政治にお金がかかることは、政治家になって本当に気づきました。きれい事ではなく、事務所の運営や維持管理、事務の方や秘書への給与、ポスター等の印刷、各種イベントの開催、等々にやはりお金はかかってしまいます。一人で議員をやろうと思えばやれるのかもしれませんが、全部スケジュール管理やお金の管理などをしていたら、本業の政治を全く出来なくなってしまうのです。
 僕は、政治にお金がかかることはしょうがないと思っていますし、それ自体が問題だとは思っていません。しかし、お金の使い方には問題があると思っています。一つの団体から「1億円」が寄付されるということは、全体でいくらのお金が政党や派閥に集まっているのかと考えてしまうのです。それだけ多くのお金を集める最大の理由は、「派閥を形成するため」に必要で、派閥の運営や、派閥の議員にお金を配ったりするために、国民から見て考えられないお金が必要になっていると僕は考えています。
 お金が嫌いな人はいないと思います。しかし、お金の力で派閥を形成するという土壌が改善されない限り、権力を手に入れようとする政治家は、そのために「お金を集めること」が絶対条件になり、その結果多くの弊害が生まれ、国民の政治不信に繋がっていくと思うのです。
 もっと政治家とは、国や地域のことを第一に考え、理想と理念を強く持たなければならないものだと僕は信じています。

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