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夕張が財政再建団体に!

2006 年 6 月 18 日(日)21:44 | 日記 | No Comments |

 僕の携帯電話に昨日、ニュース速報が入ってきました!負債総額が500億円となった夕張市は、市の努力だけでは自立は不可能と判断し、財政再建団体への指定を国に申請するようです。
 僕は以前から、これからの地方自治体は勝ち組と負け組みに分かれると言ってきましたが、ついに夕張市が企業で言うところの「倒産」をしてしまいました。
 これから夕張市は自分たちで市の予算の使い道を決めることは出来なくなります。再建まで国がその管理をするからです。「夕張だけに任せていては、また借金を作るとんでもない自治を行うでしょ?」と国が言っているのと一緒なのです。


 これから、公共施設等の利用料も上がるでしょう。社会資本整備にもお金が使われなくなるでしょう。夕張市民にとっても企業にまさに冬の時代が到来するのです(再建には約7年かかるといわれていますが、7年で済むとはとても思えないですね・・・)。また、夕張に見切りをつける人も出てくるでしょうし、失業して夕張を離れる人も増えるでしょう。夕張は人口が減る可能性が大きいのですが、そうなると夕張に残る人達にさらに借金の負担が大きくのしかかってしまうことになります。
 今後、このような市町村がどんどん出てきてもおかしくはありませんし、そうならないために住民もしっかりと自分の町(首長、議員、議会、役場です!)を見張らなければなりません。そうしなければ夕張市民のように自分で自分の首を絞めてしまうことになるからです。でも、夕張市役所の職員や議会は今まで何をしてきたのでしょう?この責任は誰が取るのでしょうか?
 このように北海道にある多くの自治体が大変な状況です。「合併をしないで自立を目指す」と頑張っている自治体もあるようですが、もっとシビアに将来を展望しないと夕張のようにとんでもないことになってしまうことをもっと多くの方にわかってもらいたいと思っています。
 こんな状況で、もし北海道も財政再建団体になんてなったら、本道経済も道民の生活も本当に悲惨なことになるでしょうね。そうならないために、必死で働かなければならないと、本当に強く思ったニュースです!

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