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地域産業を守らなければ!

2008 年 11 月 10 日(月)23:26 | 日記 | No Comments |

 今日、十勝支庁に行き「支庁での物品購入のやり方はおかしいのではないか」という話をさせていただきました。

 実は、この件について僕はずっと本庁で議論をしていたのですが、一向に改善されないことに怒りを覚え、ついに「十勝支庁」に乗り込んでしまいました。

 何の問題かというと、十勝支庁は色々な物を購入するために入札を行ったりしているのですが、余りにも「価格優先」で入札が行われる為に、地元の企業が仕事を殆どもらえないという状態が続いているのです。

 例えば支庁で「自動車」の入札があったのですが、結局は8台の車のすべてを「本州の一社の企業」が落札し、地元の企業は一社も車を納品することができませんでした。

 また事務用品にしても、札幌の大手業者が子会社をつくったり地元のつぶれそうな会社を買収し、事務用品の仕事の6割以上を取ってしまっています。今後本道の景気が悪化をしていけば、各支庁へこの流れがどんどん飛び火をしていくはずです。

 「価格優先」という概念はもちろん大切です。しかし、本州や札幌という大きなマーケットで商売をしている会社の「商品の仕入れ値」と、十勝の企業の「商品の仕入れ値」では、おのずと差が出るのは当然です。「価格だけ」で入札が行われているので、地元の業者にとっては「勝負したくてもできない」状態がずっと続いているのです。

 こんなことが続けば、十勝の多くの企業が十勝支庁での仕事が出来なくなり、本州や札幌の業者ばかりが仕事をする状況になるでしょう。果たしてこれで「地域振興」が図れるのでしょうか。僕は「支庁の存在意義」すら問われる大問題だと思っているのです。

 支庁はもっと知恵を出すべきです。例えば「値段」だけではなく「メンテナンス」、「緊急的な対応」等も考慮しながら、出来るだけ地域の企業を守る為の知恵を本庁と支庁に出してもらいたいのです。独占禁止法等の足かせがあるのも当然知っていますが、それらの課題をクリアーして地元企業を守るのも支庁の仕事ではないでしょうか。

 勿論、それは僕の仕事でもあります。僕も、地域の企業を守る為にこの問題の解決に向けて積極的に動かなければならないのです。ちなみに、「地域の企業を守る」と言う意味は「特定の企業や産業を守る」という意味ではありません。また僕の性格上、それは絶対に出来ませんのでご理解下さい(笑)。

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