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何を伝えて行かなければならないか

2004 年 4 月 22 日(木)23:56 | 日記 | No Comments |

 今日も一日中走り回りましたが、結構暖かい日でした。今は(夜中の0時過ぎですが、今会議が終わったのです!!)雪が降っているようです。でもそんなに寒くないので軒並み溶けていますが、北海道なのですね・・。


 さて今日、北朝鮮高官が拉致被害者の家族8人を無条件で返す意向を否定したというニュースが入ってきました。平壌市内でマスコミとのインタビューで語ったということですが、その内容は驚くものでした。「日本が機関銃で攻めてきたら(経済制裁等の行動を行うということ)こちらは大砲だ」とか「日本に一時帰国している拉致被害者は、反北朝鮮運動に利用された」とか耳を疑う内容のものでした。よくそんなことを、のうのうと言えるものだなと思いますし、何故日本国民全員がこの北朝鮮の暴言に対して怒らないのか不思議でなりません。今、日本にいる方たちは本当に辛い思いをしてるのだと思います。

 しかし、日本人は北朝鮮から日本に帰ってきた時は大騒ぎしていてあれだけマスコミで取り上げられていたのに、今ではたまにマスコミで取り上げられる程度になってしまいました。マスコミも新しいことにはすぐ飛びつくくせに、持続力がないというか、ただ視聴率のためだけに動いているという感が否めません。(今のイラクで誘拐された3人や家族に対する取材もちょっと行き過ぎではないでしょうか?何故、いまさらいちいち家族の言葉や映像をとるために取材陣が追いかけているのかがわかりません。非常に気の毒に思います)

 拉致問題はブームにしてはだめな問題のはずです。どんどん世論の関心を高めて行かなければならないのに、どうして日本という国はこうなってしまうのでしょう?(北方領土問題だって、竹島問題、尖閣諸島(魚釣島)問題だって、どうして人事なんでしょう??朝起きて、自分の家の庭に知らない人がテントを建てて生活を始めてたら大騒ぎしないんでしょうかね・・・・?)

 我々政治家も、今道民にとって何の情報を伝え続けて行かなければならないかを真剣に考える必要があると思っています。ただのブームに流されず、地に足の着いた地道な政治活動を行って行く必要があると、マスコミに登場する時間が激減した「拉致問題」を見るときに強く感じるのです。
 
追伸 今日の高橋知事の定例記者会見で、イラクで誘拐された2人が解放までにかかった経費(旅費・食費等以外)を請求しないという旨の発言がありました。知事がそのように判断されたのなら良いのですが、僕は納得はしていません。道財政が厳しいと言い、多くの予算を削っておきながら、この問題で実費以外に多くの出費をしたはずです。なのに何故2人に対しては経費を要求しないのでしょうか?全額を請求しろとは言いません。2人を追いつめようとも考えていません。しかし、大切な道民の税金を使ったのですから、それを請求すべきだと思います。予算をカットされた事業や施策、団体もあるはずです。本当に道政が厳しいからと言って理解を求めたのです。それらの人に説明がつくのでしょうか?金額の大小の問題ではなく、一貫した姿勢を貫き通して欲しいのです。「今回の北海道事務所の対応に関して「非難の声」もあったが「北海道良くやった」という声が倍以上あるので道費を使うことに道民は一定の理解を示してくれると思う」というコメントを出しましたが、だからどうしたという感じです。非難の声が大きいことも問題なのです。
 2人からかかったお金を請求しないと言うことは、油に火を注ぐことにならないか心配しているのです。非難をしている人達が、自分たちの大事な税金が2人の為の使われて請求されないとわかったらさらに非難が強くなることも考慮した上での判断なのでしょうか?「北海道が良くやったこと」と「経費には目をつぶること」は別の次元の話です。道側も厳しい態度で望む必要があるのではないでしょうか?また、道民がイラクにいって誘拐されてもまた税金で面倒を見るとお考えなのでしょうか?
 与党議員として、知事をバックアップする気持ちに変わりはありませんが、知事のお考えと僕の考えは全て同じはずはありませんので、違う部分があれば、自分の考え方を正々堂々とぶつけたいと思っています。費用を「払わせる・払わせない」と言う以前に、この知事の姿勢については今後追求をしていきたいと考えています。

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