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アイヌ議連!

2010 年 3 月 15 日(月)23:24 | 日記 | 2 Comments |

 やっと、アイヌ政策を議論するための議員連盟が自民党の中に立ち上がることになりました。僕としては「やっと…」という思いと「ここまで来たか」という感慨が交差をしています。

 正直、今までは一人でこの問題に取り組み、一人で抵抗勢力と戦ってきました。途中で「協力してくれそうな市町村議会議員」も現れたのですが、いざ蓋を開けると「腰抜け議員」ばかりでした。

 殆んどの政治家もマスコミも、どんなに不正があろうとも“見てみぬフリ”をして、アイヌに関する歴史も勉強せず「我々はアイヌに悪いことをしたに違いないから、ちょとぐらいの不正には目をつぶろう」といった“頓珍漢”な価値観で間違えた判断を繰り返して来たのです。それは、結局は政治家自身が自分の身を守る為の行動であり「触らぬアイヌに祟りなし」という考え方に立脚したものだったと僕は思うのです。

 僕は、いくつかの不正を議会で暴きましたが、僕は「アイヌ政策の問題点についても、それに気付いてくれる議員が現れるに違いない」という期待を持っていました。しかし、その期待はあっという間に消えました。それは、僕が予想していた以上に「議員の心の中には“この問題に係わるのは得策ではない”という考えがある」という事実を知ったからです。

 僕に残された選択肢は、一人でずっと問題を暴き続けることでした。僕は「それらの小さな積み重ねが、ボクシングの“ボディーブロー”のように効いてくる時が来るはずだ」と信じて、追求を続けてきたのです。

 そして今日、道議会の自民党の議員会で「アイヌ政策の議員連盟を立ち上げる」という議題が出たのです。この議連には、当然僕も入ることになりますし、その議連では「いかに今までの政策に問題があったのか」をしっかり発言をしようと思っています。最近では何人かの同僚が「アイヌ政策ってそんなにひどかったんだ」と言ってくれるようになってきました。

 今後は、この議連を通じて「アイヌ政策を正しい軌道に乗せる」という“次のプロセス”に入っていけそうな気配なのです。

 いやー、本当に孤独で長い戦いでした。しかし、僕は机の上に置かれたプリントを見て「やっとここまで来たか」と、今日の早朝は感慨に耽ってしまいました。

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コメント

  1. karasu より:

    北海道は、アイヌ政策の問題。
    日本の歴史の根底から絡んでいる問題は、北海道に限らず日本全国にありますね。
    なんとなく区切りをつけたようにして、なんとなく時間が経過して、はっきりさせない(はっきりさせたくない)国民性もまたしかり。
    すべてに税金が絡んでいることが、この問題の嫌らしいところでもあります。
    とりあえず、金出しときゃいいべさ。
    そんな考えからスタートしたから、こんなことになったんだと思います。
    まずは、北海道から!
    ぜひ、歴史認識も含めて、きちんとした結論を導いてください。

  2. 小野寺 まさる より:

    karasuさんへ

    コメントが大変大変遅れて、ごめんなさい!この問題、今もまだ混沌としている状態ですが、税金が適正に使われているのかをチェックするのが僕の仕事であり、今後「日本各地」にこの政策が広がる可能性があるのであれば、出来るだけ早くに是正をしたいのです。
    頑張ります!
    コメント本当にありがとうございます!

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