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日本の政治家の品格

2010 年 1 月 16 日(土)23:59 | 日記 | 4 Comments |

 今日、僕は「日本の政治家の品格の無さ」にげんなりしてしまいました。僕は、自分が政治家でありながら「政治家であり続けること」に嫌気が差してしまうに位に、国と政権与党のトップである“鳩山首相”と“民主党をはじめとする与党の国会議員”の品格の無さに幻滅をしたのです。

 先日、あるマスコミが民主党のベテラン議員にインタビューをし、“小沢独裁は虚像”という見出しをつけて民主党を擁護するような報道をしていました。しかし「小沢独裁は虚像だと言っている議員もいる」というのが真実だったようです。本日の「民主党大会」における茶番劇が、「今の民主党は“小沢独裁”による北朝鮮のような政党である」ということを証明していました。

 更に、民主党の鳩山代表は「信頼していますので、どうぞ戦って下さい」などと小沢幹事長に言ったようですが、小沢幹事長から“信頼するに値する証拠”を提示され、きちんとした説明を受けた上で「あのような発言」をしたのでしょうか。また、日本という「統治国家」のトップである総理大臣が「どうぞ(検察と)戦って下さい」と言い放ち、挙句の果てにそれをペラペラとマスコミに話すこと自体、呆れるほど非常識なことなのです。

 現在、日本の政治は“機能不全”に陥っています。政党間においても政党内においても「国民は二の次」という理屈がまかり通り、党利党略だけで動いているのです。多くの国民は「政治が変わるかもしれない」と期待をしたはずですが、実際は“政治が変わる”どころかどんどん変な方向に向かっています。

 また、一政治家が億単位の現金をたんす預金し、その資金管理団体が都内の一等地に数多くの不動産を所有している事自体が既におかしいのです。そして、それをなんとも感じない国会議員が沢山存在すること自体が「正気の沙汰」ではありません。

 しかし「このような状況下」でありながら、やはり“自民党”に対する支持率は一向に伸びません。僕はこのブログに何度も書いてきましたが、それは「自民党の反省が足りないから」なのです。一昨日、僕の事務所に「有権者の方から多くの意見を聞く為に“なまごえプロジェクト”を立ち上げました」というファクスが自民党の本部から送られて来ました。これはこれで大切なことでしょうが、僕は「これ以前にやるべきことがある」と思っているのです。

 それは「今までの自民党政治による“負の部分”の検証」なのです。党はその部分を真摯に反省する必要があるはずです。自民党は「どのような政策を行い、どのような日本を創っていこうとするのか」を早急に国民に示す必要があるのですが、今までの政策をきちんと検証していない為にそれすらも出来ていないのです。

 自民党本部が、今後も“都合の悪い部分”から目を逸らし続ける限り、国民はいつまでたっても“自民党”を信用はしないでしょうし許さないはずです。また、国民が納得するようなビジョンや政策も作れないでしょう。今なお、党本部が「こんなことも分からない状況である」ということは、如何に自民党が「国民感情そっちのけの政党」であったのかを証明しているのです。

 今の日本の政治ですが、“車の運転”に例えると・・・、民主党は変な方向にハンドルを切り、政府はブレーキもかけられず、野党の自民党ですら後部座席からサイドブレーキも引けない・・・という状況ではないでしょうか。この車が道路から谷底に転落してしまうのは時間の問題です。

 連日連夜“政治のドタバタ劇”を見せられ続け、「政治家にげんなりしてしまっている」のは僕だけではないはずです。