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教員への返信メール!

2009 年 10 月 11 日(日)23:50 | 日記 | 8 Comments |

 さて、昨日のブログでお約束しましたが、一部の教員の方々から送られてきた「非難メール」に対して、僕がどのような返信メールを出したのかを皆さんにお教えします。(返信をする相手によって表現の違いが若干あるものの、以下の部分は殆んどのメールに書きました。)

************************ 以下 ***************************

〇〇さんへ

                    ・・・・・前略・・・・・

  さて、多くの誤解があるようですので、まずは今回の自分の行動についてご説明をしたいと思います。

 8月末頃、私のところへ保護者からの苦情が来たのです。それを要約すると「子供の高校の授業で、新聞の社説を教材として使っている。社説にはいくつもの空欄があり、そこに答えを書かせるような加工もしてあった。その社説は、与党の今までの政策を批判している内容である。空欄の箇所も意図的に決めた感じがする。選挙期間中、こんな資料を使って授業をして良いのか。」という内容でした。

 私は、「保護者から苦情があった。生徒や保護者ができるだけ疑念を抱かないような授業を行って欲しい。選挙期間中の授業で、選挙や政治に関する社説を使うのであれば、特に慎重を期すべきだ。教員も授業でそのような社説を使用する場合には、新聞社によっては社説のトーンが全く異なることもあるのだから、無条件に一社の社説を選ぶということではなく、新聞各社の論調を調べる位の準備をすべきではないか。その上で、授業で使用するに相応しい社説を決める位の知識と配慮が教師にあってもおかしくはないと思う。早急に事実確認をした上で、今後このような苦情が出ないようにして欲しい。」と言う旨の電話を、私は道教委の担当のセクションにしました。

 私は、議員として生徒や保護者からの苦情を切り捨てることは出来ませんでした。ただ、議会で質問するまでもない案件なので「ブログ」に書き、担当課に連絡をして、それでこの問題は終わりにしたつもりでおりました。

 しかし数日が経って、急に北海道新聞の記者から「授業で社説を使った件に関しての取材をしたい」という電話が来ました。私は「既に何日も前のブログに書いてあることを、何でいまさら取材するんだろう?」と不思議に思いながらも「OK」をしました。その後、道新の記者2人が私の所に来て「このような文章が道教委から全道の高校に送られているのを知っていますか」と、私にその文章を見せてくれたのです。その時に初めて、私はその事実を知りました。私はすぐにその文章を読みましたが、道教委がどうして「一社の社説だけを使うのは好ましくない」といった文言を文章の中に入れたのか不思議に思いましたし、「どうしてこんなことを書いちゃったんでしょうね」と、私は2人の記者に言ったのを覚えています。もし、道新にお知り合いの方がいましたら確認して下さって結構です。一連の取材が終わった後、この2人の記者は私に対して「一連の話を聞くと、小野寺道議は不当介入をしていないですね」とも言っていました。これが「道新が教育委員会だけを攻撃する理由である」と私は考えています。

 以上が私のとった行動です。私は「政治や行政が現場に不当介入したことによって生徒が困った」というのであれば、それは当然追求されるべきだと考えています。しかし実際には、「おかしい」と感じた生徒が親にプリントを見せ、親御さんはその不満を道議会議員である私にぶつけたのです。当然、私は議員の責任として「保護者の苦情」を道教委に伝えました。何故、これが「教育現場への不当介入」になるのでしょうか。

 道議会議員が道民から苦情を受けた場合、「その苦情に少しでも合理性があれば、それを担当の課に伝える責務がある」と私は考えています。その行動の何処が問題なのか僕には理解できませんし、そのような議員活動が否定をされること自体おかしいとだと思うのです。

 私は自分の考え方を〇〇さんに押し付けようとは思っていませんのでご安心下さい。ただ、「それでも小野寺のやったことは、教育現場への不当介入だ」とお考えになるのであれば、私は「議員としてどう行動すべきだったのか」、そして「何処が駄目だったのか」を逆に教えて頂きたいと思っています。

                    ・・・・以下、略・・・・・ 

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 という感じのメールを送らせて頂きました。僕は先生達への返信メールに嘘は書いていません。事実、このブログだって記者の方々も見るでしょう。

 そうそう、道新の朝刊に記事が載る前夜だったと思うのですが、記者の方から「この問題は小野寺さんが道教委に指摘をし、ご自身のブログに書いたことが発端になっているので、記事の中に『小野寺さんの実名』を入れても良いでしょうか。小野寺さんが教育現場に不当な介入をしたという内容の記事にはなりませんので・・・」というような電話をもらったのです。僕は「別に良いですよ」と軽く了解したのが運の尽きだったのかもしれません・・・(笑)。数日後、「僕のところに苦情メールが山のように来ている」と道新の記者に言ったのですが「本当ですか?」と驚いたようでした。今回の僕に対する一部の教員の方々からのバッシングの原因は、「道新にはめられた」からなのか、それとも「記事を読んでも問題の本質を理解出来ない教員が多いせい」なのか・・・、僕は未だにその原因が分からないままなのです。もしかして、その両方かもしれませんが・・・。

 さて、昨日のブログで、僕は一部の教員の方々に対し「辛らつ」な事を書いてしまいましたが、実は教員の方々と喧嘩をするつもりは全く無いのです。ただ、きちん議論がしたいのです。たとえ、お互いの「主義・主張」が平行線のままであっても、それぞれが「相手は子供達のことを思って真剣に行動をしているのだ」と感じることが出来れば、もっと前向きな話が出来ると思うからです。

 一部の教員の方々が「僕の人格までも否定するようなメール」をいくら送ってきても、それで問題は解決はしません。僕はそんなメールを何通もらおうが、あまり凹まない性格で、逆に燃えてしまうタイプなのです。また「議員だけが仕事ではない。信念を曲げるくらいなら議員バッチは外す」と常に考えているので、どんなに批判されても結構平気なのです。

 僕の行動を快く思っていない教員の方々にお願いがあります。僕は批判は批判として真摯に受け止めますので、もっと紳士的かつ理性的に「教育者に相応しい批判」をして頂きますようお願いをいたします。

追伸 今日の僕ですが、驚くべき量の書類の山に埋もれ、帯広の事務所で決算特別委員会の質問の準備をしていました。かなり遅い時間までやったのですが、目処すらも全く立たない位やるべきことが山のようにあります。かなりぐったりしています・・・。