政治不信
いやはや、今の政治家とマスコミの姿勢では、有権者の皆さんが「政治不信」に陥ってしまうのも僕には納得が出来るのです。
先日、国会内でコケて次の日の衆議院本会議場での採決のために車椅子と松葉杖で登場した代議士のニュースが流れていました。同僚議員も「暴力事件だ」と言わんばかりに壇上で演説をしていましたが、国会において「子供の喧嘩」のような茶番劇が繰り広げられていることに僕もすらも愕然としてしまうのです。
これに関する映像を見せられ、多くの国民は「政治家」に幻滅をしたでしょうし、多分失礼ではありますが「失笑」をしてしまった方も沢山居たと思うのです。
しかし、非常に不思議なのは、女性議員が転んだ委員会室にはあれだけ多くのテレビカメラが入りマスコミ関係者もいたというのに、どの局も「真相を知らない」かのように装っていることなのです。
というのも、あるテレビ局などは女性議員が転ぶ場面を映像で流していましたが、転ぶ女性だけがアップで映っているのです。この場合、カメラマンはこの議員が転ぶ場所と時間を予見していなければなりませんので、このテレビカメラマンはもっと広いアングルで映像を撮っていたと考えるのが普通でしょう。にも拘わらず、何故「転ぶ女性だけをアップにした映像」を流しつづけ、もっと引いて映してあるはずの映像は何故流さないのでしょう。もし、恣意的に映像を加工し放送しているのだとしたら大問題であり、それこそ「BPOの放送倫理検証委員会でチェックをすべき事案だ」と僕なんかは考えるのです。
しかし、そもそも国において大変なことが次々と起こっている中、あんな公共の電波を使うに値しない茶番劇にテレビ局が多くの時間を割こうとする意味が僕には理解出来ないのですが・・・。
また、次の参院選には民主党からは「女性柔道選手」が出るらしいですし、自民党からも元アイドルの女性も出るらしいです。この国の政治は一体なんなんでしょう。ただ選挙に勝ちさえすれば良いんでしょうか。
さらに、我が北海道第11選挙区支部においてもずっと色々なゴタゴタが続いています。参院選に関しても混沌とした状況になっています。
正直言うと、最近の僕は、毎日こんな不思議で馬鹿馬鹿しいことのオンパレードでかなりげんなりしているのです。
先日のブログで「政治家の信念」について書かせて頂きましたが、政治家マスコミは勿論のこと、公務員にだって理念や信念が感じられなくなっているのは僕だけなんでしょうか。もしかすると近い将来、日本社会においては理念や信念という言葉が死語になってしまうかもしれません。