僕は政治家に向いていない!
最近、僕は「自分ほど政治家に向いていない人間はいない」・・・と、つくづく感じているのです。
例えば「このブログ」ですが、僕は怒りに任せて“いつも余計なこと”まで書いてしまうのです。僕はこのブログを通して「できるだけ自分の気持ちや理念を、包み隠さずに書こう」と決め、リスクが生じるのも承知の上で「ブログを毎日更新する」ことにしたのです。
しかし、冷静になって自分のブログを読み返すと「明らかに不適切な記述」が沢山あるのです。最近のブログも、どなたからも指摘はされておりませんが、既に「不適切な部分」は消去をしました。良く考えると「正直に自分の気持ちを書く」ということと、「書かなくても良いことまで怒りに任せて書く」ということは、全く別の話なのです。このブログ一つとっても、僕はいつも「反省」ばかりしているのです。
また、僕は知らず知らずのうちに「偉くなってしまっている」のかもしれません。そうならないように、自分では気を付けていたつもりでしたが、やはり最近の自分の言葉使いや言動、ブログの記述などを考えると、自分なりに反省すべき点が多々あることも分かってきました。
さて、僕は道議会議員になってから、「道民のプラスになるか否か」という視点で、精一杯仕事をしてきたという自負はあります。また、議員の立場を利用して「利益」を得たことは一度たりともありませんし、特定の企業や団体に対して便宜を図ったことも皆無です。これらは「天地神明」に誓えます。
しかし最近、僕は「道の多くの問題や課題を出来るだけ早く解決する」という「道議会議員の本来業務」をこなすだけで、一杯一杯の状況に陥っているのです。でも、当然「政治家」が行うべき仕事はこれだけではありません。例えば、党の仕事もありますし、後援会活動や地元の挨拶回り・・・等々、多くの仕事があるのです。それらに十分な時間を確保できないことは、僕としても「非常に心苦しいこと」なのです。
もし、有能な政治家であれば「この辺のバランス」もしっかり考慮をして「仕事の量」を調整するのでしょう。「黒いものでも白」と平然と言えるような図太い神経を持ち、時には嗅覚を働かせ、色々な局面で「上手に立ち回る」ことも、政治家としての大切な資質なのでしょうね。
ところが、僕は「裏工作」や「二枚舌を使い分ける」といったことが出来ない性格で、殆んど「直球勝負」しかしないのです。でも、「こんな政治家って、ちょっと問題だよな・・・」と、自分ですら思ってしまうのです。
加えて、僕は「道政上の問題は一日でも早く解決させたい」と常に思っていて、この「せっかち過ぎる性格」も、政治家向きではない大きな理由なのです。実際、一人でいくつもの仕事を抱え込んでしまっているのも、多くの道職員の方々と衝突をしてしまったのも、この性格が原因なのです。
僕は道議になってから、自分のことを「能力のある政治家だ」と思えたことは一度もありませんし、未だ「自分は素晴らしい政治家になる」という自信すら持てないのです。議員活動を行えば行うほど、僕は「自分自身の未熟さ」を痛感し、つくづく「自分は政治家に向いていない」と思ってしまうのです。
現在、僕は道民の皆様から議員報酬を頂いている身ですので、僕が道議である間は「自分には道民の為に全力で仕事をする責任がある」と信じ、道議会議員という仕事をやっていますが、実は「やってもやっても際限が無い“結構大変”な仕事」なんですよ・・・。