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フジテレビ『新報道2001』で放送されました!

2011 年 1 月 10 日(月)23:55 | 日記 | 20 Comments |

9日のフジテレビの『新報道2001』に僕が登場していましたが、その反響はすさまじいものでした。
全国から数え切れない応援のメッセージを頂きました(そうではないもの……も、ちょっと来ましたが)。

放送された「海外資本による森林買収」の問題ですが、ようやくここまで辿り着けたというのが今の僕の率直な感想です。
しかし忘れてならないのは、まだこの問題の大きさを多くの方が知ることになっただけのことであり、問題を解決する為の手だては何一つとられていないことです。

国はもっと危機感と持ち、早急に対応すべきなのではないでしょうか。
「外国人による土地(森林)の売買に関する法律を作る」とは言ってはいるものの、未だ解決にむけた具体的な議論はされていないのです。
林野庁は昨年末、「海外資本が森林を買収した地域は北海道を兵庫だけ」と信じられない発表をしましたが、本気で森林の実態を調べようとしているのでしょうか。
そもそも、今の北海道には「所有者が分からなくなっている森林」が現段階で約5万へクタールあることが判明しており、その面積は今後さらに増えるのは間違いありません。であるならば、国は「日本全体で所有者不明の森林はどれくらいに上るのか」を早急に調べる必要があるはずですが、その動きも一切ありません。
僕は国の余りの意識の低さとスピード感の無さに愕然としているのです。

現在、北海道は「森林の売買等に関する条例」の制定に向け既に動いていますが、自治体の条例でこの問題を根本的に解決することは出来ず、国の迅速な対応が待たれます。

この問題を議論する際「危機管理と水源」については勿論ですが、「国土とはいかにあるべきか」という視点を忘れてはいけません。
日本の憲法や法律を見ても「日本の国土そのものを海外諸国からいかに守るか」という概念がどこにもないのですから、この点はしっかりと議論を尽くすべきです。

さて、こんなにも無防備に「強力な所有権をつけた国土(土地)を海外に売っている国」は、先進国の中で日本以外にはありません。
もしも、の話ですが、もしある国が日本の国土の殆んどを買ってしまったとしたら、日本という国は、そして日本国民はどうなってしまうのでしょうね……。

追伸
明後日、水曜日の『食と観光対策調査特別委員会』において質問の予定です。
確認の意味合いが強い質問で、報道はされないかと思いますが、僕は「今の段階で質問すべき案件だ」と考えているのです。
ちなみに質問ですが「韓国における口蹄疫問題に関する道としての対応」と「観光の重要拠点である新千歳国際空港の隣接地が売りに出されている件」についてです。

【画像】

新報道2001』で放送された「新千歳空港に隣接している土地」で撮影しました。
フェンスの向こうに滑走路が見えますが、僕はそのあまりの近さに驚いてしまいました。