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ソフトのコピーで1億4千万返還?

2009 年 11 月 14 日(土)23:53 | 日記, 未分類 | 2 Comments |

 ブログの更新が遅れて申し訳ありませんでした。実は急遽「ブログの内容」を差し替えたのです。

 というのは、「道民A」さんという方から、本日の「道は、このうちマイクロソフト社(米国)が製作した約4000本分について、ライセンス(許可)料約1億4000万円を支払うことなどで合意した。」という新聞報道について「小野寺道議はどう思うか」というコメントが寄せられたからです。

 そのコメントが届いたのが13日の23時半頃だったのですが、僕はそれを見て「自分の考え方を示す必要がある」と考え、ブログの内容を変更することにしたのです。

 まずこの報道についてですが、もし内容が真実であれば、僕は「極めて遺憾である」と言わざるを得ません。

 僕はこの報道に関して、僕は多くの気になる点があるのです。

 1つ目は、「何故このタイミングで、この件が報道をされたのか」ということです。先日の木曜日まで「決算特別委員会」が行われていました。平成20年度において「道行政や事業に関する問題」について議論を重ねて来ました。何故、道はこの事実を隠蔽してきたのでしょう。もしこの事実が明らかになっていれば、「どうしてこのようなことが起き、再発しない為にどうしていくのか」といった議論が「決算特別委員会の場」で出来たのです。

 報道によれば、既に平成7年度の2月の時点で道は「マイクロソフト社側」から指摘を受け、調査をしたことになっています。それを「秘密にしたまま」H20年度の決算を承認させておいてから、来年度において「数億円分のソフトの不正コピーをしてきた分のソフトを買う」なんて予算を計上する気でなのであれば、僕はこの件に関し、しっかりと道の考え方を聞く必要があると思っています。

 2つ目ですが、「この情報はどこがマスコミにリークしたか」なのです。複数のマスコミが同時に報道をしているようですので、どなたかが意図的にこの時期にリークをしたとしか考えられません。議員が知っていたのであれば「決算特別委員会」で質問をしたはずです。今は「決算特別委員会」が終わったばかりのタイミングであり、これから予算の審議をおこっていくという時期ですので、僕から見ると「道にとって都合が良すぎる」タイミングなのです。

 3つ目に、何故「コンピュータソフトをコピーする」という違法行為が、役所の中で堂々と行われていたのかが不思議でならないのです。業務上どうしても必要なソフトなのであれば、きちんと「予算請求」をすれば手に入るはずです。これはまず無いと思うですが「来年度まで待てない」とか「面倒だ」等々の「短絡的な動機」でソフトをコピーをしていなければ良いのですが・・・。

 新聞報道によると道の情報政策課は「パソコン本体は備品として管理していたが、ソフトは管理していなかった。著作権に対する職員の認識が薄かった」というコメントを出していましたが、それで済む話ではないのです。というのは、以前、僕は道議会で「知的財産」に関する質疑を行ったこともありますし、平成16年には「北海道知的財産戦略推進方策」を、道が策定をしているはずなのです。つまり、この分野の専門セクションが道庁内にあるのですから、道が「職員の意識が甘かった」と言い訳をしても、それは「苦しい言い逃れ」になってしまうのです。僕は、せめてこの担当セクション内では「違法にコピーされたソフト」は一切使われていなかったことを願わずにはおれません。また、他の部においても「道内企業が作ったコンピュータソフト」がコピーされて使用されていたら、道内産業の育成を阻害したことになりますので、せめてそのような事実が無いことを心底願っているのです。

 4つ目です。かなり前に、僕はマイクロソフト社に関するブログを書いています。(→2004 年 6 月 30 日のブログへ)ここで『北海道とマイクロソフト(株)が記者説明会を開催し、北海道における両者の協働事業の提携を発表した。』という報道に関して書いていますが、協力事業の提携をしている会社のソフトを違法コピーしているというのは、行政としてかなり恥ずかしい話なのではないでしょうか。

 道民Aさんのコメントに書かれてあるのですが「3万5千円」のソフトって何なんでしょう。で、それは定価なのでしょうか。また、こんなに高いソフトを3200本も買う必要があるのでしょうか。「最低3200本はどうしても必要だ」とどのように判断したのか良くわかりません。もしかして、そんなにいらないのであれば、これは税金の無駄使いなのです。一体、この数量を、誰がどのように決めたのでしょう。

 まあ、善意に捉えると「道庁にはお金が無い。だから出来るだけお金を節約するために、コピーをしちゃおう」ということでこのことが行われていたのかもしれません。しかし、役所が違法行為を行ってはいけないです。そして「企業の利益を搾取するような行為」も絶対にしてはならないのです。

 僕は、これに関する情報をまだ十分に持ち合わせておりませんので、この件については早急に調べます!

【追伸】 そういえば、最近不思議なことがあったのです。やっと、意味が解りました。実は、ヤフー等の検索サーバでどのような単語をいれて、このHPにたどり着いたかという「検索キーワード」に、「北海道 マイクロソフト」とか「道庁 マイクロソフト社」といったキーワードが、ちらほら出現していたのです。ちょっと「不思議」には感じていたのですが、実はかなり早い段階で、この事実を知っていた方々がいたということですよね。その方達は誰だったのか、気になってしょうがありません。

コメント

  1. sawa より:

    今度は違法コピーですか。
    問題は次から次と出てきますね。
    日本人は著作権に対する考えが甘いですよね。
    私も、現在のパソコンが4台目になりますが、
    古いパソコンで購入したソフトを削除しないで
    新しいパソコンにインストールすることがあります。
    これも当然違法コピーになってしまいます。
    先生のホームページはたくさんの新聞記事が貼り付けてありますが、
    これは大丈夫ですよね.
    ちょっと気になりました。

  2. 小野寺 まさる より:

    sawa さんへ

    ご指摘の通りです!本当は「新聞」も駄目なのです。

    もし、新聞社から抗議が来たら、その時点で削除しなければと思っています。

    しかし、僕がどのような活動をしてきたかを伝えるには、この方法が有効な手段であり、それ以外にどうしたら良いのかわからず、実際には「困っている」というのが正直な所です。

    実際に、多くのマスコミの方がこのページを見ていますが、僕の質問に関する記事ばかりを載せているので「大目に見てくれている」のでしょう。

    マスコミの皆さんの「温情」にも支えられながら、このHPが運営されているのです!

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