ただいまホームページ移行準備中です。

こちらのホームページは2015年5月29日までのものです。

帯広ばんえい競馬について

2010 年 3 月 28 日(日)07:53 | コラム | 10 Comments |

 帯広市長選挙の日がどんどん近づいてきました。僕が不思議に思うのは“帯広の市政上における大きな課題”についての議論があまりされていないことなのです。

 例えば“ばんえい競馬”ですが、この“帯広の資源・財産をどのように守るのか”は、帯広市民の僕にとってもとても興味のあることなのです!

 そこで今日は“ばんば”についての僕の考えを、コラムに書きます(少し長くなりますので・・・)。

 さて、帯広市の“ばんえい競馬”ですが、僕は昨年5月のブログ(→リンク)において、「帯広市の対応が中途半端であり、将来的なビジョンも打ち出せていないことに関して不満を持っている」ということを書きました。

 しかし、僕の目には「ばんばの関係者や農協連を見ると、この期に及んでもまだ自分達の利益や縄張りを死守している」というように映ってしまうのですが、その一方で、ばんえい競馬が赤字続きであるために“かなりの苦労をしている方々が沢山居る”という事実もあります。

 僕は、「ばんえい競馬」に対して今のような中途半端な対応を続けている限り、ばんばを応援する「市民のボランティア方々の輪」すら広がらず、逆に、多くの帯広市民が「本当に“ばんばは必要なのか”と疑問を持ち始めるのではないか」と心配をしています。

 つい先日も、競馬場に「複合施設」を作るという案件が、市議会で揉めたようですが、帯広市も、ばんば関係者の方々も帯広市議会も「何を目指そうとしているのか」・・・、僕には全くもって分からないのです。
 
 これはあくまでも僕の私見ですが、僕は行政も地元も、もし「ばんばを存続しよう」と決めたのであれば、目標達成に向けて、期限を決めた「ばんば再生計画」のような目標値と期限をしっかり設定し、その目標達成に向けて最大限の努力をすべきだと思っています。
 
 そして、その期限が来たときには、“ばんば”についてきちんと客観的に検証をすべきだと考えています。もし、ばんえい競馬事業が「赤字」のままであった場合には、その赤字の額が「市民の理解を得られる額であるか」ということに関しても、きちんと議論すべきだと思っています。

 今のままでは、市民が「ばんばが帯広市にとってどのような意味を持つのか」についてきちんと考えずに、単に「税金の無駄使い」と考えることになるでしょう。この「ばんえい競馬」の存続については「市民意識の形成」が不可欠なのは間違いありません。僕は、市も関係者も今までのような対応をし続けるのであれば、近い将来「帯広市民は“ばんばの存続には反対”という意思表示をする」と思っています。
 
 僕は「ばんばは十勝の素晴らしい観光資源になりうる」と思っていますが、しかし実際のところ「観光資源」にはなっておらず、「どのようにして観光資源にするのか」という議論が皆無であるのも大問題なのです。もし「ばんばは観光資源である」という根拠で“ばんば”を存続させたいのであれば、関係者は早急にその道筋を示すべきなのです。
 
 僕は、今の競馬場の地主である「農協連」には、言いたいことが沢山あります。ここではあえて苦言は呈しませんが、もし本気で「ばんば」を考えるのであれば“引越し”だって視野に入れてもよいと僕は思っているのです。例えば、僕は「観光客や家族客を呼ぶ為に、空港と高速道路からのアクセスの良いグリュック王国を利用してはどうか」とも考えていました。

 僕は「今後も、農協連にあれだけの施設使用料を払い続けるのであれば、いっそグリュック王国を買い上げて、あそこの遊園地を活かし、ばんばの開催日だけ店を営業させたり、フリーマーケット等のイベントを企画しながら、来場者を集めてはどうか。観光バスもダダで駐車出来るようにすれば、ツアーにだって組み込まれるだろう。高速道路からのアクセスも抜群だ。遊園地もあり、子供連れの客も期待できる。なんなら「ふわふわドーム」を常設しても良いのでないか。費用だって今よりも安く上がるのではないか。」と、何人かの市議やマスコミに言ったことがあるのですが、話はそこで終わったようです。まあ、夢物語であることは分かっていますがそれ位の「大胆な発想」も必要なのではないでしょうか。本気で「ばんばを復活をさせる」というのであれば、「大胆に事業を見直す必要がある」と僕は信じているのです。
 
 また、この点についての議論は全く無いのですが、僕は関係者の方々に「ばんえい競馬はギャンブルであり、マイナスの要素が多い」ということも、しっかり認識して欲しいと思っているのです。ギャンブルであるがゆえに「この素晴らしい文化を子供達に教えづらく、存続を反対する市民が多い」という事実から、我々は目を逸らすべきではないと思うのです。

 ばんえい競馬は確かに「世界で唯一」のものですが、「世界に唯一」であるのは、裏を返すと、他の地域が「残すべき文化とはいえない」という判断をした結果かもしれないのです。勿論、僕はそうは思っていませんが、ばんえい競馬のことを快く思っていない方々は「世界で唯一かどうか知らないが、ギャンブルに対して湯水のように税金を注ぎ込むのはおかしい。もっと有効に税金を使うべき箇所が沢山ある!」と主張するはずであり、この考え方は多くの市民を納得させる説得力を持っているのです。しかし、そういう方々だって「馬文化を残す」為に税金を投入するのであれば、理解していただけるかもしれません。しかし、その場合は「ギャンブル」という形では無く、観光客や子供達に見せる為の観光や学習に特化した「馬による農業を守って行くような施策」に転換しなければならないかもしれません。
  
 僕は「どうえい競馬」に関しても、道庁の担当セクションに同じような話をしていますが、道営競馬にしても「ばんば」にしても、近い将来「存続するか・止めるかという選択を迫られる日」が必ず来るのです。どちらを選択するにしても、早急に「本質的な議論」を始める必要があるのです。
 
 現在、多くの帯広市民や道民は「経済の疲弊」によって「苦しい生活を送らざるを得ない状況」に陥っています。更に自治体の運営も厳しさを増している中、市民や道民の「税金の使い方に対する考え方」は、かなりシビアになっているのです。

 僕は、ギャンブルとしての「ばんえい競馬」を残すのであれば「馬文化」や「世界で唯一」「素晴らしい観光資源になる可能性がある」といったような「奇麗ごとのようなキーワード」を並べるのではなく、きちんと目に見える「成果」を出すことが至上命題だと思うのです。どうやったら「ばんえい競馬という武器をつかって儲けられるのか」を、ビジネスとして捉えた上で戦略を建てるべきだと考えています。
 
 また、ギリギリの線で「ばんば」を生き残らせるには、場合によっては「市民の理解」を得る為に「ギャンブル」の部分を捨て、新しい観光モデルを構築し「馬文化の伝承」を行っていくという「ばんば関係者にはかなり厳しい選択肢」からも目を逸らさず、真剣に議論をすべきだと考えています。
 
 僕は、もっと関係者や当事者に、「市民の方々が応援したいと思うような取り組みを行って欲しい」と考えていますし、「強い危機感」を持ってもらいたいと思っているのです。
 
 僕は道議会議員でありますので、市の行政に「口出し出来ない」のが歯がゆいのですが、それでもで市の方々には直接苦言を呈してきたつもりです。
 
 僕は、「ばんば」という文化を残したいと思っていますし、応援はいくらでもしたいのですが、如何せん「地元がそれだけ盛り上がってはおらず、どうすることも出来ない」と言うのが正直な所です。
 
 以上の話ですが、「道議会議員の小野寺」としての意見ではなく、あくまでも「帯広市民の小野寺個人の意見」として、ご理解いただければ幸いです。

 ここまで、長い文章(しかも、誤字脱字だらけだと思いますが)を書いたのは、僕の「ばんえい競馬を存続させたい」という思いだと受け取って頂いて結構です。 

コメント

  1. tom より:

    赤字が帯広市にとってどのような意味を持つのか市民は結論をだすべきですね。このままいくと間違いなく財政破綻。市民生活へ大きなつけがまわります。市営ギャンブル場が各地で撤退した中、いまだこんな赤字のまま運営している自治体なんて帯広だけですよ。何を考えているのか、怖いわ。存続させたいのは分かるが、公営ギャンブルは収益をださないと意味ないんですよ。早期撤退を望みます。

  2. ガバイ爺 より:

    グリュック王国跡地に、ばんば! 北海道開拓の戦力であった馬を、観光資源として生かそう・・・。
    隊友会・広報部長です。 初めて、ブログ拝見。道議会で活躍される貴兄の若々しい言動に、いつも拍手。市長選の必勝を祈念!

  3. より:

    小野寺道議お久しぶりです。久々にコメントさせていただきます。
    まずは余談ですが、先日子供と帯広図書館に行ったとき、小野寺道議の事務所があるのに初めて気づきました。思わず立ち寄ろうかと思いしたが。。。
    道議のばんばの記事、私も同感です。道議のようにここまで深く考えたことはありませんでしたが、私もばんば存続賛成派です。しかし、今の現状では経済的にも存続は時間の問題かと。
    ばんばの収益は基本的には馬券の売り上げです。入場料もありますが。
    開催日を見ると中央競馬と開催日がほぼ同一のため、競馬好きな人の獲得が難しいです。
    また、馬券の種類が少なく一攫千金も難しい。(ネットでは新馬券もでましたが。)
    ギャンブル好きの人の新規獲得が困難なのです。
    ただ、ナイターレースを開催したり、個人協賛レースを開催したりと趣向を凝らしているのも事実です。
    私も自分の子供の誕生日には毎年記念ということで協賛させていただいています。
    でもまだまだ、足りないと思います。
    観光と言うことでツアーで観光客も多数訪れていますが、そこで馬券を買ったりだとか、何かグッズを買ったりだとかお金を使う人は少ないようです。
    施設利用料については全く知らなかったのですが、いくらかわかりませんが、売り上げに準じた価格設定をするべきですね。
    まるで市民の税金が十勝農協連に支払われているような錯覚すら感じます。
    新市長はこのばんえい競馬についてどう向き合うか注目するところです。
    道議の言われるとおり、ギャンブルか観光かどちらかに絞ることも必要かもしれません。
    観光ならグリュック案に賛成ですね。ギャンブルなら開催日、馬券の種類の検討が必要かと。

    最後に、昨今の政治状況より私個人は特定の政党を支持することは今の現状ではできないと判断しました。
    これからは政治家そのもの、つまえい人物本位で支持者を決めていきます。
    勿論、北海道議員は小野寺道議を支持していきます。
    これからも頑張ってください。

  4. 小野寺 まさる より:

    tom さんへ

    コメントありがとうございます!
    確かに、ばんえい競馬をどのようにすべきなのか、市はしっかりと議論をし道筋を示すべきだと僕も考えています。
    また、公営ギャンブルは利益を出さなければならないということも「正論」だと思います。
    しかし、例えば、毎年1億円の赤字を生んている公営ギャンブルの売り上げが100億円を超えており、多くの来場者もあり、何百人もの雇用を生んでいるとしたら・・・、その経済波及効果と1億円の支出を天秤にかけて考えることも大切だと思うのです。
    勿論、自治体は「黒字経営」にする努力が必要ですし、いつまで経ってもどんどん赤字が増えていくようであれば、きちんとした結果を出す必要があるのは間違いありません。
    tomさんの意見はごもっともですし、色々な意見を持っている方がきちんと納得をする形で、市がこのばんえい競馬の今後を早急に考える必要がありますよね!
    貴重なコメントを頂き、本当にありがとうございます!

  5. 小野寺 まさる より:

    ガバイ爺 さんへ

    いつもお世話になっています。しかも、ホームページにコメントまで頂きまして、本当にありがとう御座います!
    ホームページの性格上、コメントの中に書かれてあった「お名前」は削除させていただきましたので、ご理解ください。
    さて、本当に元気の出るコメントを頂き、勇気を貰いました。
    市長選挙は本当に残念な結果となり、本当に申し訳ありません。
    しかし結果は厳粛に受け止め、自分はこれからも信念を通して議員活動を続けて行こうと思っています。どうか、これからもご支援下さいますようお願いいたします!

  6. 小野寺 まさる より:

    竜さんへ

    お久しぶりです!事務所の近くにいらしたのですね?今度は是非、是非事務所に寄って下さい。僕が居るかどうかはわかりませんが、いつでも歓迎いたします!お会いできれば嬉しいです!
    また、ばんえい競馬に対する考え方も非常に深く、大変驚いてしまいました。色々な方が、真剣に考えているんですね!
    tomさんからはじまり竜さんまで、このようなコメントを複数もらうと、「帯広のことを真剣に考えている人が沢山居るんだ」と嬉しくなってしまいます!
    そして、コメントの最後の部分を読むと、議員とし身の引き締まる想いです。竜さんのご期待に100%沿えるか・・は、お約束できませんが、自分の持っている力を100%使って、仕事をしていくことだけはお約束させて頂きます!
    これからも宜しくお願いいたします!

  7. こなわさび より:

    はじめまして!
    私は、今現在、東京に在住していますが、ばんえい競馬に対して意見を一言

    テレビでしか、競馬を観たことありませんが、あの坂の上りそして、ゴール前のムチの入れている
    ところを観ていて、本当にかわいそうでなりません。(すごいムチの入れよう!)

    競馬場で、観ている人たちは、本当に馬を愛しているのでしょうか・・・・?

    もう少し荷を軽くして、ムチを入れない競争にできないでしょうか・・・・?
    競馬に携わっている人たちは、もっと、馬(生き物です)のことを考えてはどうでしょうか?
    (競馬の人気がなくなっていくのは、当然だと思います)

  8. ぬばたま より:

    こなわさびさんのように思っている人が多いようですが、
    ばんえい競馬はムチではなく手綱で合図してます。
    皮下脂肪も多い大きな種類の馬なので、痛みはほとんど感じていません。
    こういう誤解をひとつひとつ晴らしていく努力も必要ですね。(各種HPやサイトで検索してくれればすぐ判ることなのですが・・・)
    フランス、ベルギーなどヨーロッパやカナダを旅すると、大きな馬が地球に優しいという観点からワイナリーなど農業で重用されていたり、ふつうに交通手段として町中を闊歩していたり、ホースセラピーで心身を病んだ人間を助けていたりする様子を多く目にします。
    そこに、収支に固執して正論っぽい(レンホーっぽい?)発言を振りかざし、すぐ廃止だ縮小だと決め付けない、豊かな歴史と、文化を尊び守る感性に裏打ちされた度量の深さを感じます。

  9. 帯市民 より:

    ギャンブルとしての競馬をやる者として、バンエイ競馬に苦言を呈します。

    私は中央、地方競馬をやりますが、バンエイの馬券を買わなくなりました。
    それはギャンブルとしての透明性を感じられなくなったからです。
    厩舎や組合の閉鎖的な性格からか、競馬新聞などでも、正しい馬の情報が収集しきれず、予想が難しいと聞きます。

    それけならよいのですが、素人目には無気力相撲に近いと思える手綱捌きが騎手によって見られたり(レースの駆け引きと言えばそれまでだが)して、遊びとはいえ、不透明なものにお金を使う気にはなれません。

    まして近年、過去に不正が発覚したバンエイです。いまだ、そうした行為を不信にとられている者も少なくないと思います。

    ギャンブルとしての存続を望むなら、現行バンエイ組合のチェック機関の充実と、バンエイレースの特性など、理解を含めた啓蒙が不可欠かと思います。

    公営ギャンブルをやる若い世代の多くが、バンエイは要らないとの意見を持っています。

  10. オポッサム より:

    はじめまして、「ばんえい競馬」の項目を探していてここに行き当たりました。
    実はお願いがあります。
    私はSNS「小僧村」に在籍しておりますが、そこで「北海道の『ばんば』を被災地の救援物資、病人の移送などに使えないか」と提案をいたしました。
    ご存知のとおり「ばんば」は寒さに強く、粗食に耐え、性格は温厚で力持ち、また荷物を引くことになれています。
    しかし馬主さんをはじめばんえい競馬の関係者にご同意いただけなければ協力してもらうことは出来ません。
    しかし、事は急を要します。
    今、物資は全国からたくさん集められているのにガソリンなど燃料がなく、配送する手段がないとのことです。
    馬は馬主さんにとって財産であり家族であることは重々承知していますが、この非常時になんとかご協力いただけないでしょうか?
    また、このことによって北海道の「ばんば」が全国、または全世界に知られる良い機会だとも思います。
    ぜひ、ご検討いただきたくメールしました。
    どうぞよろしくお願いいたします。
    札幌から良い判断が下されますよう、祈念しております。

コメント投稿