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暫定税率って・・・・??

2005 年 6 月 6 日(月)14:44 | コラム | コメントは受け付けていません。 |

 


 先日、トラック協会ダンプ部会の総会に呼ばれ、陳情・要望を受けました。そこで「軽油引取税」 の問題が出て、少しでも政治力によって負担を軽減さ せてほしいという要望を受けました。軽油引取税の問題は法律(地方税法)で決まっていることなので道議会議員ではなく国会議員の問題なのですが、地方議員 もしっかりと考えなければならない事だと思っています。

 そこで今回は少しだけ、余り知られていない税金の話をしましょう。

 トラック業界では「軽油引取税」の暫定税率の撤廃の要求をしています。軽油引取税(地方税)は1956年に始まった税金です。最初は1リットル当 たり6円だったのですが、1964年に値上がりして1リットル当たり15円になりました。その後、どんどん税率が上がり、今では32円10銭と倍以上に なってしまいました。軽油を買うのに税金分高く消費者がお金を払っているのです。

 ここで何が問題かというと、現在の軽油引取税の税率は1964年の1リットル当たり15円と法律で決まっているということなのです。つまり、それ以外の 17円10銭は何なのか?という問題になってしまうのです。本来の税率より暫定的な税率の方が高いことも問題ですが、この「暫定的」といいながら「ずっと」税金を取り続けていることも問題なのです。

 「暫定的」っていう言葉の響きは、「近いうちには無くなる」という様に誰でもが感じるはずです。ところが1976年から「暫定的」に「段階的」に 税率が上がってきています。基本税率はそのままなのに「暫定税率」が上がり続けて、結果32円10銭になってしまっているのですが、よく考えると「暫定 的」なこの状況が29年年間続いていることになります。29年続いているのに「暫定的」と言えるでしょうか?暫定的なのにどうして段階的にどんどん税率が 上がっていくのでしょう?この暫定税率の期限は5年間で終わりと決められているのですが5年ごとに更に延期をするので、これからもずーっと続く可能性があ ります。

何故、政府は「暫定的」なんていう逃げた表現を使うのでしょう?必要なら必要とはっきり言うべきではないでしょうか?税金(税率)が曖昧な状況のままで はたして良いのでしょうか?僕はこの「暫定税率」という詭弁とも言うべき制度に強い疑問を持っています。本当に突発的に「暫定的」に必要な税がある場合も あります。それは理解できます。でも30年近く「暫定的」っていう感覚は国民感覚からかなりずれていますよね・・・。

 さてさて、「私は軽油はあんまり関係ない」と思ってこれを読んでる方がいるかもしれません。「どうせ、トラック業界の問題だ!」とか「私はガソリン車に乗ってるから」とか思っているかもしれませんね・・・。

 でも、実は・・・、暫定税率を据え置きして延長し続けているのは、「軽油取引税」だけではないのですよ。車に関係する税金で、軽油取引税を除く4 つの税金は暫定税率で高税率になっているのです!それは自動車重量税・自動車取得税、燃料税・地方道路税です。これを見るとわかるように、誰でも暫定的に 税金を多く払っているのです。他人事ではないのです。皆さんはこの状態が続くことを問題だとは感じませんか?