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青函トンネルへ新幹線の線路建設現場を視察してきました。

2006 年 5 月 12 日(金)13:16 | 日記 | No Comments |

今は札幌のマンションにいます。今日も函館から札幌のマンションに辿り着いた時、「やっと帰ってきたー!」という気持ちになったのですが、よく考えたら僕の家は帯広にあるので、感覚がずれてしまっていますね・・・。

 で、昨日と今日、函館で視察を行ったのですが、特に昨日の調査は有意義でした。

 今、青森から函館に「新幹線」を建設することになりましたが、海底にどのように新幹線の線路を造るのか、その現場を見に行きました。生まれて初めてトロッコに乗り海底へ入っていったのですが、その深さと言ったら・・・
「ひえーーっ」というくらい急角度で先が見えないくらい深い穴に入って行くのです。写真も撮ったのですが、暗くて深すぎて訳のわからない写真になってしまいました!

海底について迷路のような通路を歩き、頑丈な扉を次々と開けながら建設現場に行ったのですが、そのスケールの大きさに度肝を抜かされました。
新幹線の線路建設に伴い、現在青函トンネルの中にある海底にある「ドラえもんワールド」は撤去されるそうです(このドラえもんワールドも少し歩きました が、電気のついていないドラえもんワールドは驚くほど不気味で写真を撮ろうと思ったのですが、子供の夢を打ち砕く位の不気味さだったので写真はやめまし た・・)。

 自民党として「北海道新幹線」の整備を推し進めてきました。これは僕が道議会議員になる前からずっと活動をしてきたようですが、実は僕はこの「新 幹線」建設には賛成はしていないのです。北海道に公共工事が増えるという理由だけでこの建設を行うことには問題があると思っていますし、費用対効果を考え ると建設費5000億円をかけてどれだけ効果があるのか疑問をもっています。更にこの新幹線を札幌まで建設するとその建設費は1兆5500億円となりま す。この金額を景気対策等に使ったり、これからの産業に投資したり、未整備の高速道路網の整備に使う等々・・・の方が優先順位は上ではないかと思っている のです。しかも、僕が札幌から東京に行く時、もし新幹線があっても間違いなく飛行機を使うと思うのです。札幌から東京まで新幹線では4時間23分もかかる に、飛行機では1時間30分で行ってしまうのですから・・・。

 この新幹線の建設に伴う経済波及効果の考察もあるようですが、一部の地域や企業が潤うような経済波及効果は北海道全体で考えると大きなメリットに なるとは考えづらいですし、新幹線建設のようなプロジェクトは本州の大手ゼネコンの仕事であり、北海道の業者にどれだけメリットがあるのかも大いに疑問が 残るのです。もっともっと全道的に経済波及効果が得られるようなお金の使い方を真剣に考える必要があると思いますし、本当にこの新幹線が札幌まで必要なの か、まだまだ勉強不足ですので勉強をしていく必要があると思っています。


トロッコの全景

トロッコのアップ

暗くて、深すぎて、先が見えません!

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