ただいまホームページ移行準備中です。

こちらのホームページは2015年5月29日までのものです。

是々非々!

2009 年 12 月 6 日(日)23:35 | 日記 | No Comments |

 僕は、政治家としても人間的にも未熟です。その「未熟さ加減」は深刻ではありますが、「日々の努力」によって少しでも補って行きたいと考えています。

 それを前提として、僕の意見を書きたいと思います。

 僕は「政治家は“是々非々”の考えで行動すべきだ!」と、常に思っていますし、道議会議員としても“この考え方”は最後まで貫こうと思っています。

 さて、先の衆院選挙以降、僕はブログで「民主党」への批判を書かないようにしています。

 それは、「僕が民主党の考え方に賛成しているから」ではなく、あくまでも「民主党が政権を取った原因は自民党にある。にも拘らず、自分達の事は棚に上げ“民主党”への批判を繰り返しても、有権者の方々からは理解してもらえないだろう」と考えているからなのです。そして我々は、たとえ民主党の政策でも「評価できる点はしっかりと評価をする」という姿勢は必要であり、これが「是々非々という考え方の基本である」と僕は信じています。

 しかし、「鳩山総理の資金管理団体による偽装献金問題」に関しては、何故か“総理”も“民主党”も「是々非々」というスタンスはお取りにならないようです。それはどうしてなのでしょう。「これからの政治には、透明性が必要だ。国民にそれを伝える」という考えで行った「事業仕分けの作業」でしたが、これは国民から高い評価を得たはずです。僕も、内容はともかくその手法は高く評価をしていたのです。しかし、今回の「民主党の腰砕け」な姿勢を見ていると、「民主党は、本気で政治の透明性を主張しているのだろうか・・・」という疑義を持たざるを得ないのです。

 この問題は「総理大臣の資金団体が違法な行為を繰り返していた」ということであり、同時に「総理大臣も脱税をしていた疑いがある」という、国として憂慮すべき大問題です。“総理大臣”の側近が違法な行為を繰り返していたのは「政治の在り方」や「税の信頼性」といった「国の根幹をなす政策」に対してであり、国としては一刻も早く問題の全容の明らかにし、それを国民に示すべきなのです。

 この問題を「うやむやにしたまま闇に葬ろう」とする動きもあるようですが、そのような間違えた判断をした場合には、これらの制度そのものが崩壊してしまうような「倫理観の崩壊」や、拭い去ることの出来ない「政治不信」が国民の中に芽生えてしまう可能性があることを忘れてはなりません。

 僕は、場面によって“是々非々”という考えを捨てる閣僚や国会議員に、“天下国家”を語っては欲しくないのです。

 総理も民主党も、先の国会において真摯な姿勢で「この件」の対応をしっかりと行えば、僕も「敵ながらあっぱれ!」って思ったはずです。しかし、現実には与党は「説明責任」を果たそうとはせず、ただ時間だけが経過をしています。

 果たして、この国の政治に「将来」はあるのでしょうか・・・。僕はかなり不安になってきました。

コメント投稿