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教科書採択について

2005 年 3 月 25 日(金)23:18 | 日記 | No Comments |

 昨日、道議会が閉会になり、今日は帯広市議会が閉会しましたね。僕は道議会議員なので、帯広市議会にとやかく言うつもりもありませんし、今までの 日記でも市政に関して私見は言わないスタンスを取ってきました。そういう意味からもあまり突っ込んだ話は差し控えますが、やはり今日「教科書採択が正しい 環境」で行われるように市に要望をした要望書が本会議で「否決」をされてがっかりしました。

 僕は、人それぞれに思想というものがあると言うことは理解をしています。中学校の歴史教科書一つ取っても「今の教科書は日本の今までの歴史を卑下 しすぎている。これで子供が日本を愛せるのか?何処の国の教科書か解らない」といった考えもあれば、「日本は悪いことをしたのは間違いない。近隣諸国に申 し訳ないという態度を見せ続ける事が大切でそれこそが日本の平和に繋がり、平和を愛する子供をつくるのだ」という考えもあるでしょう。僕の考えは間違いな く前者の考えなのですが、どっちの相容れない考え方であったとしても、今回の「教科書を採択するときはそれに相応しい環境下で採択を決める」ということ は、イデオロギーとは別の問題だと僕は思っています。例えばある教科書が採択されそうになったら、それに反対する団体が妨害活動・・例えば役所に永遠 FAXを送り続けたり、無言電話をかけまくったり、採択する人を脅迫したり(実際に前回の採択の時は十勝の町村で延々FAXが送られたりしましたし、十勝 ではありませんが「放火する」等、脅迫された方も多数いました)、そういうことはそれぞれの自治体がその自治体で「相応しいと思われる教科書」を選ぶ際、 非常にマイナスなことであり子供の教育のためにならない行為であるはずです。

 ですので、この要望が否決されたことにショックでしたし、がっかりしたのは事実です。しかし、議会制民主主義ですので、議会の決議は真摯に受け止 めなければなりません。この結果の意味を「帯広市民の皆様(僕もです!)」にもしっかりと考えて欲しいと思っていますし、今日の結果は結果として、帯広市 が子供達に教科書を堂々と選択できる「自治体」になるようにしっかりと見守って行かなければならないことを、これを読んでいる皆様には解って頂きたいと 思っています。

追伸 今日は帯広?札幌日帰りです。本当は今日東京で「桜井よしこ」のフォーラムの手伝い等があったのですが、行くことが出来ませんでした。近頃は色んな事が起きて予定が立たなくなっています。疲れたーーー。

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