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政治家って難しいですね・・・

2010 年 6 月 6 日(日)23:46 | 日記 | 5 Comments |

 最近、僕は「政治家として“どちらが重要か”という“優先順位”が解らなくなる」ことがあるのです。いや、正確には「優先順位は解っているつもりだが、どうやって整合性を取れば良いか解らない。」と言った方が良いかもしれません。

 これをご覧の皆さんは、どうお考えになるのかを、是非聞いてみたいのです。貴方は、ある状況下において“どう考え、どのように行動をするか”を教えていただけないでしょうか。(本ブログへの“コメント”だけではなく、メッセージ機能を利用しても構いません)

 ちなみに「貴方は既に政治家である」という前提で、以下のケース・スタディーをお読み下さい。

それでは ・・・

 とある平日の午前11時、役所から貴方に一本の電話がきました。
 その電話の内容は「担当部局として、先の議会で貴方から質問を受けた件に関する「調査報告書」を早急に完成させ、明日の委員会で報告をしたい。まずは、貴方から“報告書(案)の内容”について目を通して頂きたい。今から書類をパソコンのメールで送るが、この後〇〇先生と△△先生に提示をしなければならないので、早急に確認して欲しい」というものでした。
 しかし、都合が悪いことに、貴方が連絡を受けたのは「後援会の方々との“昼食会”が始まる直前」です。

 ここで、お聞きします。皆さんが議員ならどのように対応しますか? ・・・

 さて、僕の場合ですが・・・、皆さんお察しの通り「特に“平日の午前中”であれば役所も動いており、議員としての仕事を最優先させる」と考えますが、その一方で“イベントを企画・運営している後援会の方々”が「こんな時にパソコンを広げくても・・・」と感じるであろうことは容易に想像でき、僕は非常に心苦しく感じてしまうのです。

 毎回、僕は「早くメールをチェックし連絡をしなければならない。昼食会には頭から出席をした場合、“目立たない”ように作業するのは不可能だ。しかし、これは“しょうがないこと”と諦めよう。」と考え、そのような行動を取って来ました。

 しかし、もしかすると、応援してくれている方々と中途半端な感じで食事をする位なら、例え遅れたとしても、きちんと仕事を片付けてから「昼食会」に参加をした方が良い”のか・・・とも考えるようになってきました。

 僕には、このようなことが多々あるのです。このようなことは多くのブログに書いてきました。( リンク → 2009年11月25日のブログ

 僕は、今まで道議会において“数多くの質問”をし続けてきましたが、その結果として“事前に僕が目を通さなければならない書類等”の数が非常に多くなっています。それに加えて、質問日が近づくにつれ「意見交換で揉めている部分や答弁の内容等のメールや電話」が急増する為に、自分のイベントの最中であるにも拘らず、僕がそれらの対応に追われてしまい、結果として「応援して頂いている方々をがっかりさせてしまっている状況が生まれている」のであれば、僕としても本意ではなく、心からお詫びをするしかありません。

 しかし、このような場合、僕はどう対応したら良いのでしょう。議員として「堂々と仕事をすべき」なのでしょうか。現場に到着はしていても「イベントに遅刻すべき」なんでしょうか。はたまた「イベント時に仕事をするなどというのは“後援会の方々に対して失礼千万”な話であり、仕事は後回しにすべき」なんでしょうか。

 ただ、僕は定例議会毎に「質問日が近づくにつれて“24時間、窓の明かりが消えないセクション”が増えていく」という様子を見ており、「自分の質問で負荷をかけている職員の方々に対して、少しでも早く対応したい」という気持ちは、いつも持っているのです

 最近、僕は「政治家という仕事は本当に難しい」ということを再認識し、苦悩をしております。

コメント

  1. 柏倉 より:

    小野寺道議、お疲れ様です。

    政治家、という言葉の意味を考えると、やはり優先すべきは『仕事』なのだと思います。
    しかし……自分をその立場に置き換えると、簡単に言い切れる話ではなく、難しいですね。
    後援会としての立場なら、小野寺道議には小野寺道議にしか出来ない仕事をしてもらいたいので、「どうぞ仕事を優先なさってください!」と即答出来るのですが。

  2. バケロク より:

    道議、お久しぶりです。日記は定期的に読んでしました。

    さて、道議からの問題ですが、答えを出すのが非常に難しいです。ただ、「道議が沢山仕事をしているから忙しい」のは応援してる人なら理解しているんじゃないかなと思うんですが、そんなに甘くないのですかね。
    私は、こんな本音をホームページに書く道議に親近感を覚えますし、多くの人が絶対に道議のことを理解してくれるはずです。
    何の答えにもなってませんが、これからも道議を応援し続けます!

  3. より:

    小野寺道議こんにちは。

    さて、私が政治家であれば今回の様なケースではまずは仕事を優先し昼食会へは遅刻する事を選びます。

    確かにイベントへの遅刻は許されることではありません。しかし、誠意ある謝罪をすればある程度許されることだと思います。

    次に、このような事態を今後回避するための事を考えます。定例議会の前に報告書の確認が多いのであれば、議会前には日中のイベントは控える、もしくは道庁担当者にあらかじめスケジュールを公開し、報告書の確認、返答ができる時間をわかってもらう。

    それと、やはり右腕が必要になるのかもしれませんね。以前、ブログに国会議員には公費で秘書を雇うことができるが道議会議員にはできないと書いてあったかと思われます。小野寺道議のように通常の道議会議員の仕事をするならば確実に必要かと思います。議会で今一度秘書の是非を問うてください。優秀な右腕がいれば、今回のケースで多少遅刻するにしても、その間の時間稼ぎを秘書がしてくれるのではないでしょうか。

    小野寺道議の議会での質問はいつも興味深いものばかりです。もし、公費で秘書を雇えるようになりましたら是非秘書を公募してください。不採用になると思いますが(笑)、小野寺道議の秘書はとてもやりがいのある仕事(過労死するかもしれませんが。。。)だと思います。

    これからも、お体に気をつけて頑張ってください!

  4. A5 より:

    小野寺道議、お疲れ様です。

    私は、仕事優先にしたほうがいいと思います。
    道職員の方に対して、後援者最優先の普通の(?)政治家であれば、協力の度合いも変わってくるのではないでしょうか?
    後援会の方もせっかく直接お会いできる機会だとと楽しみにしているとは思いますが。。。
    「昼食会に出ながら仕事をする」は失礼でもありますし、非効率だと思います。
    仕事の対応が終わったと、理由を説明し、短時間でもしっかり後援者の方とお話したほうが効果的だと思います。

     国民・道民のため = 政治家 ⇒ 選挙 = 後援者も大事
    究極の選択ですね。
    でも、小野寺道議のファン(後援者)のかたがたも、自分たちの前でニコニコ「だけ」している道議より道民のための仕事をしている道議を望んでいるのではないでしょうか。

    そう思っているから私はファンを続けています。

  5. 小野寺 まさる より:

    柏倉さん、バケロクさん、竜さん、A5さん

    アドバイスありがとうございました。自分でも色々考えることが出来ました。やはり自分の考え方は貫こうとおもいました。
    ですので、今回も「どさんこプラザ」の問題に切り込むことが出来ました。
    他にも、メールで多くの方からアドバイスを頂き、本当に感謝をしています!!
    ありがとうございました!心から感謝いたします!

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