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帯広の中心街はどうなるの?

2009 年 10 月 18 日(日)23:59 | 日記 | 3 Comments |

 今日、僕は帯広の中心街に行きました。道議会議員という仕事は職場が札幌で、帯広に居る時も結構バタバタしていますので、久しぶりに昼間の帯広の街を見たのです。

 しかし、街は驚くほど「ひっそり」していました。日曜日だというのに、驚くほど人が少ないのです。中心街のシンボルである「藤丸デパート」の入り口前の広場・・・、ここも閑散としていました。

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    (写真) 帯広市中心街のメイン通りです。日曜日の午後2時30分の写真ですよ!余りにも寂しすぎます・・・。

 僕は、「生活の半分を札幌で過ごしているから、比較をしてそう感じるのかな」とも考えました。しかし、僕が高校生だった時と比較しても、明らかに活気が無くなっています。

 僕が小学生の時に、イトーヨーカ堂が出来ました。建物の立派さとエスカレータの幅の広さにびっくりした記憶があります。多くの市民が街に繰り出していました。

 僕が高校生の時に、今の「藤丸デパート」がオープンしたのです。当時の僕は「バンド」を結成していたのですが、藤丸のオープニングイベントにおいて、ごった返す市民の方々を見ながら、「入り口前の広場」の特設ステージで何日間も演奏したのを覚えています。

 その当時の街には、賑わいと活気がありました。個性的な喫茶店や、不思議なレコード屋や、おしゃれな雑貨を扱う店もありました。しかし、その活気は今日の街からは感じられませんでした。

 確かに街は整備され綺麗になってきましたが、上辺だけが綺麗になった感じで、温もりが感じれら無いのです。もしかすると、中心街で「屋台村」だけに活気があるのは、そこに理由があるのかもしれません。

 中心街が寂(さび)れてしまったのは、帯広市の郊外にいくつかのショッピングセンターが出来たことや、社会全体が「車社会」へと変化したことが起因しているのは良くわかります。それにしても「帯広の中心街の寂れ具合は異常だ」と、僕は感じてしまうのです。

 「この帯広の街をどうしていくのか、今まで真剣に考え続けてきた」と、我々帯広市民も商店街の方々も胸を張って言い切れるでしょうか。

 例えば、「帯広は観光客も減っている。人口も減少している。それなのに、どうしてビジネスホテルは増え続けているんだろう・・・。」って不思議に思いませんか?僕は不思議でした。どうしてなのかを自分なりに考えました。

 仮説ですが・・・、本州のビジネスホテル業界は「これから、帯広にある出張所や営業所は閉鎖され始める。帯広に拠点を置かず、出張で対応する会社が増えるはずだ。だから価格帯の安いビジネスホテルの需要が増える!」と考えているのだとしたら・・・。僕はそう考えました。

 この仮説が間違いであれば良いのですが、それ以外の理屈を僕には見つけられませんでした。しかし、このままの状態が続けば「中心街だけではなく、帯広市全体が悲惨な状況」になってしまうことだけは間違いないと思うのです。

 道内の多くの自治体が制定しているというのに、帯広市には「景観条例」すら無いのです。帯広市の「観光客を呼ぶ」という掛け声も、「緑を主体にうるおいのある都市景観をつくる」という計画も・・・僕にはむなしく感じてしまうのです。

追伸 今日は17時から、自民党11選挙区支部の役員会議が帯広市内であったのですが、今回の会議では「自分の意見」はしっかり言わせていただきました。「僕が何を言ったのか?」・・・ですが、組織内部の話なのでここでは書けません。ただ、僕の気分はかなり「すっきり」しました。

コメント

  1. kazuhiro より:

     おはようございます。道議会活動、日夜大変お疲れ様でございます。

     私は、釧路生まれで釧路育ち、30過ぎに帯広へ移住し20年以上が経ちました。私が帯広に来た時には、人口も上昇傾向で子供達が通ってた学校も活気がありましたね。

     昨今の帯広中心部を見ますと、確かにいろいろなイベントを行い盛り上げて、頑張っているのは分かりますが、何かそのやっている方々だけの自己満足で終わってしまうような気がしてなりません。それなりの努力はしているかと思いますが、もう少し地に足がついた具体的な行動が欲しいですね。それと横の連携がないようにも感じます。帯広全体での一体感がないようにも・・・・・。

     個人的には十勝管内で、観光のボランティア活動を数年やっておりますが、これに関しても、民間と行政・地域との連帯に欠けることが多くあります。

     例えば、十勝以外の市町村は、観光を含めた連携が進んでおり、それぞれの地域の特色を生かし、長所は伸ばし欠点は相互で補う姿勢は、是非この十勝には必要かも知れません。

     確かに十勝は農業王国でしょう。大変頑張っている農家もたくさんありますが、ただ農業がいいから大丈夫だぁ~と言う風潮を危惧するのは私だけでしょうか。はっきり言って過去の言葉かも知れませんが”十勝モンロー主義”の遺産が今に来ているような気がします。高速道路網が今月、トマム~占冠間が開通し、さらに2年後には待望の全線開通されますが、これに関しても、開通による相乗効果や安心感が先行し、逆に危機感が観光や物流全体でも感じられません。

     すいません、取り留めないコメントで申し訳ございません。日頃感じたことを述べさせていただきました。ありがとうございます。

     私の好きな詩人に、相田みつを(故人)さんがおられます。

     この言葉の中に、”頑張らなくてもいい~~~具体的に行動すること 具体的な行動をすれば、具体的な答えが返ってくるから~~~~。” 

     ではまた。

  2. kazuhiro より:

    先日、コメント投稿した者ですが、文の改行の仕方が悪く読みづらい文面になってしまいました。大変申し訳ございませんでした。

  3. 小野寺 まさる より:

    kazuhiro さんへ

    いえいえ、僕のブログよりはずっと読みやすいですよ!僕の考えはkazuhiroさんの考えと殆んど同じです。
    ちょっとびっくりしました。
    本当に、「危機感」が無い・・・というのが最大の問題かもしれませんね。コメント本当にありがとうございました!
    これからも、よろしくお願いいたします。

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