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やっと!

2009 年 11 月 3 日(火)23:34 | 日記 | No Comments |

 やっと、書類に全て目を通しました。かなり真剣にチェックしたつもりですが、それでも大きな問題を見落としてしまっているかもしれません。しかし、調査のラストスパートの「ここ数日」で僕が知りえた情報は、それだけで大きな騒ぎになる問題でした。やはり最期まで書類を精査して良かったと思っています。

 僕は今日で調査を終了し、明日からはシフトを入れ変え、質問の作成に取り掛かることにします。

 まず僕は、「入手した多くの問題の中から、質問に適した問題はどれか」を選ぶ作業を行います。いくら大問題であったとしても、聞いている人が理解できないような「ややこしい問題」だとしたら質問の威力が半減してしまうので、多くの問題の中から「質問に適した問題」を選ぶ作業が必要なのです。

 そして「それらの問題をさらに絞り込む」という作業も行います。「あれもこれも・・・」と多くの問題に対して質疑をしても、総花的な「だらだらした質問」になってしまうからです。

 僕が質問を作る時は、「ターゲットをどう絞込み、どう組み合わせるべきか」を常に考えるように心掛けています。(しかし、現実には「鋭い質問」を書くのはかなり難しく、毎回反省ばかりをしていますが・・・)

 さて、最近「道議会議員の政務調査費」の話を良く聞きます。「税金の無駄使いではないか?」と道民の方が疑念を持ってしまうのは、やはり「政治家」の責任なのでしょう。我々道議会議員は、特に「政務調査費は大切な税金なんだ」という意識をしっかり持たなければなりませんが、実際に「おかしい」と思える支出もゼロではないようですので、世間の風当たりは更に強くなるのでしょうね。

 僕は、以前のブログで「政務調査費についての自分の考え」を書きましたが、それは今も変わっていません。(リンク→2008年11月7日のブログへ

 実は今日、僕は大手家電量販店に行って、あるコンピュータソフトを買ったのです。そのソフトは、自分としては全く必要の無いものなのですが、調査をする上でどうしても必要なソフトだったのです。しかし、もし道民の方々がこの領収書の明細を見たら「おいおい、それは自分の為に買ったんじゃないの?絶対、政務調査と関係ないよな・・・」と思うはずなのです。

 そして悲しいことに、僕は「情報提供者の秘密保持」の為、道民の皆さんに対して「どうしてこのソフトが必要だったのか」という説明責任を果たせないのです。ソフトを買うとき「このソフト代も自腹なんだな・・・」とか「こういう調査もあるって思わせるため、わざとこの領収書を出しちゃうか・・・」とか、レジの前で色々と考えてしまいました。

 去年のブログにも書いていますが、僕は本当に「調査」をしながら質問を作るタイプの議員なのです。ですので、「タクシーの行き先」だって、今日のパソコンのソフトだって、買った本のタイトルにしたって、「ターゲットがバレバレ」になってしまう可能性があるので、政務調査費の報告書に詳しく明記が出来ないのです。

 来年から、政務調査の領収書の添付とその詳しい調査内容の明記が必要になりそうなので、僕の場合は「調査にかかる費用」は結構自腹になりそうです。今でも、自腹の政務調査は結構ありますが、その額が更に増えるのでしょう。「政務調査費」の使い道を全て透明にするのであれば、議員が「戦うべき相手」の調査を秘密裏に行う時、それに掛かる費用は「税金ではなく自腹」ってことになってしまうのです。

 やましい使い方をしていない議員もいるのに、どうしてこんなことになっちゃうんでしょう。

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