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日本の国土・領土に対する意識って(後)

2010 年 10 月 9 日(土)23:59 | 日記 | 1 Comment |

・・・・・昨日の続き・・・・・

 僕は“殆んど何の規制のかけられていない国土が外国に買われている”という、国の根幹に事実に対する国の官庁と国会の考え方の甘さに怒りすら覚えるのです。今回、僕は地方議会議員の立場で「中央は国土に対する危機意識が欠如している」という事実を知りました。

 現在、「尖閣諸島沖の事件」での政府の対応に非難の声が上がっていますが、これも根源に「中央の国土に対する危機意識の欠如」があるのです。僕は、今回の日本政府の非常識な対応をしっかり検証すると同時に「今までの領土問題に対する日本政府の対応」についてもしっかりと総括すべきだと考えています。

 僕には、今までの日本政府に“尖閣諸島を含む領土問題の解決に向けた強い意志”や“領土の大切さを国民に周知させるという確固たる信念”があったとはとても思えないのです。その結果、尖閣諸島周辺において中国漁船が我が物顔で漁をするようになっていたのであれば、この部分についても国民は批判をして当然なのです。与党であリ続けた自民党は勿論、多くの国会議員はこの部分もしっかりと反省する必要があるのではないでしょうか。

 日本における国土・領土に関する問題は尖閣諸島だけでは無いはずです。別の島では他国の軍が実際に駐留をし続け、ある島などは他国から「それは島ではなく岩だ」と言われ、ある海域では海底油田を搾取されようとしており、ある島は多くの島民が追い出され今も不当な実効支配が続いています。

 今日まで、日本の政治が「殆んどの領土問題を解決できず、逆に諸外国からの不条理な批判や発言の数を増加させてしまった」のであれば、今こそ政治家は「領土問題とどう向き合うべきか」についてきちんと考え直す必要があります。僕は、多くの国会議員の方々に“この部分”の反省をきちんとして頂きたいと思っていますし、この問題に関しては“敵に失策”だけを批判するような薄っぺらい議論はして欲しくないのです。

 世界中どこを探しても、日本ほど国土・領土に対して寛容で中途半な国はありません。今、国として領土問題に対する新たな考え方や姿勢を変えなければ、今後日本の国土や領海は本当に小さくなり、資源もどんどん奪われていくでことでしょう。僕は日本人としてこのことが心底悲しく同時に腹立たしいのです。

 【追伸】
今日、帯広に帰って来ましたが、かなり気温が低くびっくりしてしまいました。もう少しで冬ですね・・・。