中国の免許で北海道をドライブ??(前)
先日、ネットで「中国の免許でも運転OKに 北海道観光インバウンド特区」という見出しのニュースを読み、僕は大変驚きました。そして、「早い段階で皆さんに自分の考えを伝える必要がある」と考えていました。長くなりそうなので、今日と明日のブログでこの件を取り上げます。
さて、僕は「北海道観光インバウンド特区」という名称を初めて知りましたし、そもそも“この構想”の説明を受けた記憶が無いのです。道議会議員は、日々かなりの数の案件や事業に関する説明を受けているので「説明は100%無かった」と断言は出来ないのですが、きちんとした説明を受けていないのは間違いありません。それは、もしきちんと説明を受けていたら、この構想自体を忘れるはずは無く、何より説明を受けた時点で僕は相当厳しい指摘をしていたはずだからです。
道庁は「原案を作ったのは(社)北海道観光振興機構なので、北海道議会に詳しい説明と報告をする必要は無い」と判断したのでしょうか。しかし、この“北海道の観光振興に特化した公益法人”は、毎年総収入の7割を占める5億円の補助金を北海道からもらいながら、道職員も2名が出向している“北海道道の関与団体”なのです。であるならば、この組織が「北海道観光に関する特区申請」を出すのであれば、その構想について道議会に報告があって然るべきではないでしょうか。更に機構が今回のような「慎重な検討を要する構想」をマスコミに発表するのであればなおのことです。
一体、道庁はこの構想をどう考えているのでしょう。この点は僕も詳しく知りたいところですし、何より自分が道議会の“食と観光調査特別委員会”の理事でありながら、この構想の内容を詳しく把握していなかったことがかなりのショックなのです。
・・・・・ 明日のブログへ続く ・・・・・
【追伸】
今日の十勝毎日新聞に、来年は8年ぶりに道議会議員選挙が行われる可能性が濃厚になってきた旨の記事が出ていました。僕は新聞社の取材に対し「市民の選択肢が増えることは良いことだと思っている。選挙が無いのは普通の状態ではない。候補者による政策議論は大切である」というような答えをしました。
僕が政治家になった当時の記者の方に聞いていただいても解ると思いますが、僕の“選挙に対する考え方”はその当時から何ら変わっていないのです。まあ、僕の後援会にしても8年間選挙が無かった為に組織の建て直しが急務であり、これから僕は“茨の道”を歩むことになるのでしょうが、それでも僕は「多くの候補者が正々堂々と戦うことは必ず地域のプラスになる」と信じているのです。