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まだ「社説問題」ですか?

2009 年 9 月 29 日(火)22:23 | 日記 | 2 Comments |

 さて、「給食問題」ですが、昨日のブログも多くの方々からのアクセスがありました。やはり問題があるのですね。また、多くのメールも頂きました。地域名は伏せますが、「自分の地域の給食もひどい」というメールもありましたし「自分の地域は美味しいと思う」というものもありました。十勝以外の方からも多くのメールを頂きました。道議会議員の仕事はこれだけではないので、今日は違う件についてのブログを書きますが、「給食問題」については、スピード感と責任を持って作業に入ります。一日でも早く「素晴らしい給食」を道内の子供たちに提供しなければなりません!

 今日は「道立高校の授業で社説を使用した件」についてですが、今日の本会議の一般質問で、民主党議員がまた質問をしていました。この件をまだひっぱろうとしているようです。この件を追及し続けて「道教委が教育現場に口を出しづらい環境」を作ろうとしているのでしょうね。

 さて、この件の「火付け役」は僕ですが、その後も道新はこの件の報道をし続けました。その間、僕のところには多くのメールが来ました。確かに僕を非難するメールも多数ありましたが、それ以上に「応援メール」が来ました。驚いたことに道外からも多くのメールを頂きましたが、その殆んどが応援メールでした。僕は、頂いた「苦情メール」にはすべて返事を出しましたが、それに対する反論は頂いておりません。

 この問題ですが、選挙期間中に帯広の道立高校の公民の授業で某新聞社の加工された社説が使われ、それに対して「こんな教材を使うのはおかしいのではないか」という苦情が、保護者から僕のところに来たことが発端でした。僕はその資料を見せて頂きましたが、「意図的だ」と勘違いされかねない加工が社説に加えられていましたし、人によって感想が違うでしょうが、「自民党のやってきたことを批判している」とも受け取れる社説でした。

 僕が言いたいのは「授業で社説を使う際は、細心の注意を払うべきだ。それは新聞各社の考え方がバラバラだからであり、右から左までバラエティーに富んでいる。その現状も教員は留意しておくべきで、授業に使うのであれば、各社の論調を把握した上で「どの新聞社の社説が授業に相応しいだろう」と考えるくらいの下準備は必要ではないか。教材として選ぶ際「その地域のシェアが一番である」というのは理由にならない。また、社説に空欄を作り答えを記入させるような問題に作り変える場合には、さらに注意を払う必要がある。選挙期間中なら更に慎重に対処すべきだ。」ということなのです。これは、おかしい考えなのでしょうか。

 今日の道議会でも、教育長はこれと同じようなことを答弁していました。それに対して民主党の議員は野次を飛ばしていました。ちなみに、僕はずっと「民主党道議の野次は、下品で品位がないな」と思っていましたが、中央で政権を取ったという驕(おご)りでしょうか、最近はさらに下品でやかましくなってしまいました。

 道教委が「これはおかしい」とか「もっと配慮をすべきだ」と判断をした場合、各学校に注意を促すのは、「教育現場への不当介入」ではなく、当然のことなのです。もし選挙期間中、全道の公立高校で「西松建設の献金疑惑や故人献金に関する社説」を授業で使っていても、民主党の議員は「全然問題無い」と言うのでしょうか。僕は問題があると思います。道教委も僕も、「授業で社説を使うなら、慎重を期すべきだ」と言っているだけなのです。

 教育は、第一に「児童・生徒」のためにあるべきです。つまり、「政治や行政が教育現場に不当介入してはいけない」のは、子供たちの教育を守るためなのです。決して「教職員組合」のためではありません。僕は、一連の民主党の攻撃を聞いていると、「子供達が良い授業を受けるために」という視点では無く、「教員がやっていることに文句をつけるな」とだけ主張しているように感じてしまうのです。実際に、生徒の親から苦情が来てしまった事実をどう考えているのでしょう。

 元教員の民主党議員等が「教育現場に不当に介入するな」と、道教委を攻撃をし続けている状況を見ていると、「これだから本道の学生の学力が低くなってしまったんだ」と本気で思ってしまいます。

追伸 ネットの世界で、これに関する情報が色々出ていますが、顔が見えないことを良いことに、適当に情報を捏造する人って本当に多いんですね。流れているでたらめ情報の多さにびっくりしています。