『決断できない日本』について
僕は最近、ケビン・メア氏の『決断できない日本』(文春新書)という本を読みました。
このケビン・メア氏とは「沖縄はごまかしとゆすりの名人」と発言し、国務省日本部長を更迭された人物なのですが、私は氏が“ 日本の政治 ”や“ 日米同盟 ”について、いかに冷静に分析をしていたのかを知り、非常に驚きました。
そして、その本の中に「中国が沖縄を手中に収めようとしている。そのために中国政府の息のかかった企業が沖縄の土地を買い続けている」という旨の記述を見つけ、僕は更に驚きました。
実は、僕は札幌や東京等で何度か勉強会を行ってきましたが、その会で必ず言ってきたのが「日本企業は全て本当に日本人の為に動くとは限らない時代になった。現に○○○という会社は中国なしではあそこまで成長したはずはなく、中国の意のままに動く会社だと思う。そのような会社が増えているのは事実であるし、訳のわからない企業が北海道の農地を買い漁っている事実は非常に危険である」……と。
国にとって国土はとても大切なものですが、それを簡単に未来永劫に亘る所有権まで付与して外国や怪しい会社にも平然とに売りさばいている国は日本だけなのです。
もっと真剣に「国土」について考えなければならないというメッセージを、ケビン・メア氏が発信してくれたことは、僕にとっても非常にありがたいことでした。
追伸
ケビン・メア氏の「沖縄はごまかしとゆすりの名人」という発言ですが、氏は「沖縄の一部と沖縄を利用する方々はごまかしとゆすりの名人」と発言すれば良かったのでしょうね。発言の真意はそこにあるのでしょうし。
因みにその発言の“ 沖縄 ”を“ アイヌ ”に変えても真実ですので、ご参考まで。
沖縄と北海道は色々と似ています。